昔からハトの出て来る様な俗に言う”からくり時計”なるものが世界各地にありますが、それは壁掛け時計や置き時計に限らず腕時計でも同じです。
ただ腕時計の場合、ハトが飛び出て来る様な仕掛の入った腕時計は流石にありませんが、これどうやって時間を読むの!?と言う様な腕時計はたくさんあります。
例えば右回りに回るのが常識のアナログ時計にあってわざと左回りする様な時計があったり、本来は針が動くのに針は固定されていて文字盤が動いたり、時針と分針と秒針が全く別の文字盤の上を回ったりと、その仕掛を考えた方に対して尊敬の念を抱かずにはおられません。
そして今回は点字が描かれた腕時計!?なんてニュアンスを醸し出す、穴の空けられた文字盤しか入っていない腕時計「Order Watch」を今回はご紹介致します。
ではこの「Order Watch」のギミックについて見て行く前にこの「Order Watch」のスペック、品質を先にご紹介致します。
と言いますのもこの「Order Watch」は約2万円弱する結構高級な腕時計ですので、ただ単にギミックだけでなく素材や中の機械もかなり良いモノを使っているに違いないからで、時計のボディーにはサージカルステンレスと呼ばれている金属アレルギーのある方でも安心して触る事のできる316Lステンレスを使い、文字盤にはガラスの中では最高の硬度を持つサファイヤガラスがはめ込まれています。
そしてまた50m防水機能を備えていますので身に着けたままシャワーをしても平気なのですが、ベルトに本革を使っていますので、そのままシャワーを浴びるのであればベルトは交換して、純正の本革ベルトは何かフォーマルな服装で出席しなければならない様な場所へ行く時に付け替えた方がよさそうです。
更にムーブメントはスイスのRonda社製の”Caliber 512”を使用しています。
そして肝心の文字盤の見方はと言いますと、規則的に空いている穴、この穴1つが1時間を表し、穴が4つ並んで空いている列は4時を、8個の列は8時を、12個の列は12時(0時)を表します。
そして分はどこでどうやって読むのかと言いますと、本来の時計の12時の針の位置から1時の位置の間にベゼルに彫られた点、この点1つが15分を示し、この5つのベゼルに彫られた点のどの位置に、中心に向かっている点の列が接しているかで分を読む事ができます。
例えば文字盤に開けられた穴が1個の列(つまり1時)がベゼルの2つ目の点の位置にあったとします。そうしたならば点2個なので15×2=30分の位置となり、時刻は1時30分と読めるわけです。
じっと見つめて考えないと最初は時刻を読む事すら難しいのですが、法則さえ理解してしまえば簡単ですし、この「Order Watch」の文字盤を空いてに見せ、”今何時だと思う!?”なんて質問で話題を作る事もできたりしますので、もし興味のある方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/221213970/order-a-minimalist-watch-inspired-by-new-york-city
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