ちょうど50年以上前の話ですが、1960年代に一世を風靡したトイカメラがあります。
香港で生まれた”ダイアナ”と言うカメラなのですが、その殆どはアメリカやヨーロッパへ輸出されて当時は日本へは殆ど入って来なかったものの、その仕様が考えられない仕様だったので、恐い物見たさでわざわざ買った方も…..
ではどこが考えられない仕様だったのかと言いますと、ほぼプラスチックで作られており何とレンズまでもがプラスチックなのです!!ですが安かった……
安かったので爆発的に売れたのですが、品質が安定しなかったのと、他のカメラに押されて売れなくなり生産を中止してしまったのですが、現在ではロモグラフィー(このキャンペーンを行っている会社)が復刻版を製造販売しており、ダイレクトショップやAmazon等でも簡単に入手できます。
そのダイアナですが、現在は120フィルムを使った中判サイズ・カメラのダイナアF+と35mmフィルムを使ったダイアナminiの2機種があるのですが今回、チェキスクエア用フィルムを使った「Diana Instant Square Camera」をご紹介させて頂きます。
さて、ダイアナがレンズまでプラスチックレンズを使用していると言うのは既にご紹介しましたが、それ以上に特徴的なのがシャッタースピードです。
今ではカメラが自動で判断してシャッタースピードや絞りを最適に設定してAUTOで撮影すれば完璧な写真を撮影してくれますが、このダイアナはバルブモードでの撮影がメインなのです。
バルブモードと言うのはシャッターを押している間はシャッターが開いていると言う、完全マニュアルモード、その人の感性や感覚が写真の出来具合を左右するモードで、暗い場所で露光時間が短ければ当然、真っ黒な写真にしか出来上がりませんし、太陽がギラギラと輝いている場所で長時間露光すると今度は逆に感光され過ぎて白飛びして真っ白な写真になると言う具合です。
また手持ちでの撮影なら長時間露光すると当然の事ながら写真もブレてピンボケした写真になりますし、プラスチックレンズで透明度が悪いのでキリがかかった様な、磨りガラス超しで撮影している様な写真になるのもまた1つのダイアナな持つ味わいです。
ですからこのダイアナで撮影した写真は2枚と同じものはほぼ撮影する事はできないと言うカメラで、現像するのがワクワク・ドキドキな一発勝負的なカメラなのです。
ただバルブモード以外にもNモード(1/60スピード)もありますので、日中に屋外で撮影するにはNモードの方が安全です。更に絞りも”晴れ(f/32)”, ”すこし曇り(f/19)”, “曇り(f/11)” の3種類が用意されていますので、慣れて来れば余程でない限り失敗して真っ黒や真っ白な写真はなくなるでしょう。
そしてピントのゾーンフォーカスシステムと言って3種類(1-2m / 2-4m / 4m〜無限遠)からの選択になっているなど、まぁピントの合ったエッジが立った写真を撮るのは結構難しいものがありますが、それがこのダイアナの良さでもありますので、その良さをみなさんが引き出してあげてください。
またレンズやフラッシュや自撮り用のミラーレンズなど、全てダイアナF+用のものを使用しており、後から買い増しする事ができますので、レンズの種類やその他オプションにつきましては下記URLかこちらでもご覧になれます。
https://www.kickstarter.com/projects/lomography/the-diana-instant-square-camera
また英語が苦手だったり、直接投資するには不安がある。輸送トラブルや届いた商品が破損していたり動かないんだけど、どうしたらいいのだろ?
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