フッ素加工(テフロンはデュポン社の登録商標です)したフライパンや鍋を買った時は油も使わず焦げ付きもせずにいいわぁ〜と思いつつ快適に使えていたのに、2,3ヶ月経過した頃から油を引かないと食材がフライパンや鍋の表面にすぐにくっついたり焦げ付いたりして来て、せっかく奮発して高いフライパンや鍋を買ったのに、安いフライパンや鍋と変わらないじゃないの!!なんて事を感じられた事はありませんか?
そもそもフッ素加工は400℃以上に加熱する事で熱分解を起こして蒸発してしまいますから、空焚きしてしまうと一発でコーティングは剥がれてしまいますし、洗う時にゴシゴシとスポンジで擦ったり、食材を混ぜたりする時に調理器具でフライパンや鍋の表面を擦るとこれも表面にコーティングされているフッ素加工が剥がれて来る原因となります。
つまり、毎日使っているとどうしても剥がれて来るものなので、数百円のフライパンも数千円おフライパンもあまり変わらないと言う事になります。
そこで今回は、コーティングが剥がれてもくっつかないフライパン「The Blackbeard」をご紹介します。
ところで何故、フライパンの表面に肉や魚は特にひっついてしまうのでしょうか?
それは金属の性質が関係しています。金属には水分と馴染みやすいと言う性質が元々あり、フライパンの上に”吸着水”と呼んでいる水分が残っていると、その吸着水と食材のタンパク質が混ざり合い溶け込み、加熱した時にその溶け込んだタンパク質が固まってノリの様な役割を果たすからです。
更にフライパンの表面は一見見た目は真っ平らな様に見えますが、電子顕微鏡で見るとその表面には凹凸しており、その凸凹の中に入り込んでタンパク質が固まるのでくっつたらなかなか取れないのです。
ですから中華料理などではフライパンを煙が出るまで熱してから(この吸着水を完全に飛ばしているんですね)、油を引いてフライパンの凹凸に油を浸透させ表面を更にコーティングしてタンパク質がその凹凸に入らないの様にしているので、あんなに強火でもひっつかないのです。
それではこの「The Blackbeard」はひっつかない様にどうしたのかと言いますと、もちろん表面に非粘着性加工を施したのは当然ですが、それよりも特徴的なのがハニカム構造をしたフライパンの表面です。
フライパンの表面を「The Blackbeard」ではハニカム構造にしてわざと真っ平らな状態ではなく凹凸をつけた他、その六角形の枠の中に7個の突起を設ける事で食材との接触面積を減らしつつ熱伝導性を極力確保して、食材がくっつかない構造に作り上げています。
それにより通常は1〜2年で剥がれてなくなってしまうコーティングによる非粘着性(くっつかない)効果を5年以上は維持できる様にしているのです。
もちろん油を引けばハニカム構造の中に油はたまりますので、油を入れてフライパンをよく回せば均一に油を引けて引きムラによるひっつき、焦げ付きも防止できます。
そしてそんなフライパン「The Blackbeard」には24cmと28cmサイズの2種類が用意されていますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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