天気が良いから公園にでも行ってサイクリングでもしようか、なんて時に予め車にキャリーを備えているとすぐに乗せて出発する事ができますが、年に数回しか行かないサイクリングの為にキャリーを車の天井に乗せておくのも色々と困った事が出て来ます。
まず一番困るのは洗車です。洗車機にしろ手洗いするにしろ、キャリーのフレームによって邪魔されてブラシが入らない場所はそのまま汚れが残って見た目に良くないばかりか、付着した汚れによって塗装が劣化したりもします。
かと言って掃除の度にキャリーを取り外すなんて事は面倒な事以外の何者でもありません。
そこで今回はキャリーのない友達の車に愛用の自転車をルーフに乗せてもらったりと言う事が簡単にできてしまうバイクキャリー「Kupper Mounts」をご紹介致します。
自転車専用です
この「Kupper Mounts」は普通のルーフキャリーの様に、ボックスであったり脚立であったり、ハシゴであったり、何でも載せる事が可能なルーフキャリーではなく、自転車専用だと言う事を最初に述べておきます。
それはこの「Kupper Mounts」の前輪の固定がタイヤを外してフロントフォークを直接、クイックリリースレバーで挟み込んで固定する様に設計されているからです。
ですから自転車の方も普通のボルトではなく、クイックリリースレバーで前輪を固定する様になっている自転車であるか、クリックリリースレバーで前輪を脱着できる様にしておく必要があります。
では何故フロントフォークを固定するのか?それは走行中の安定性を確保する為です。前輪は後輪とは違い自由に左右に回旋しますので、風圧や振動でフロントフォークが回旋するとそれに伴い自転車そのものも重心が移動して不安定になり、走行中に落下させてしまうと言う事が発生しないとも限りません。
ですがフロントフォークをしっかりと固定する事で曲がる事がないので、ルーフの上で自転車は安定して運ぶ事ができます。
そして後輪の方はと言うとタイヤのスポークの間にベルトを通して固定する様になっています。
ポンプで密着度アップ
そして「Kupper Mounts」のルーフへの固定は吸盤となっているのですが、これにも安全に自転車を運ぶ為の一工夫が凝らされています。
まず天井のゴミやホコリを雑巾等で拭き取ってから(ゴミや砂埃等が残っているとその隙間から空気が入って吸盤が外れてしまう為)、吸盤を貼り付けます。
そしてその吸盤内に残った空気を抜いて真空度を上げて密着度を上げる為にこの「Kupper Mounts」ではマニュアルポンプによって抜く事ができる様になっており、しっかりと吸盤が貼り付いたのが確認できれば安心して重い自転車を載せて運ぶ事ができます。
更に自転車に巻き付けてドアに挟み込んで自転車が放出されない様にするベルトも付属していますので、万が一吸盤が自分のミスで剥がれたとしても愛車は傷付きますが、吹っ飛んだ自転車で他人に迷惑をかける様な事はない様によくシステムが考えられていますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/the-wolf/kupper-mounts-next-gen-bike-carrier-for-all-cars-s
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