今年の5月にリコーが市販したハンディープリンターは5万円弱と高価ながら今までプリンターでは印刷する事すら不可能だった凹凸があったり曲面であったりするものに印刷する事ができる画期的なものです。
今までにも業務用でダンボール等に印刷可能なハンディータイプのインクジェットプリンターは存在していたのですが、パーソナルユースで言うとリコーの製品が初です。
そしてそのハンディープリンターを使った活用法がネットにもたくさん報告されているのですが、その中で1番用途が多いのが衣類への名前のプリントです。
特に乳幼児さんは保育園や幼稚園に着て行く、持って行くモノに対して全て名前を書かなければいけませんし、乳児さんで紙パンツをまだ使っている方はこれら毎日何枚も必要な紙パンツにまで名前を書かなければいけませんので結構大変です。
それをプリンターで簡単にプリントできるのですから、超便利ですよね。
ただ上記ハンディープリンターは顔料インクなので衣類にプリントしたものは洗濯するとインクが次第に剥げて行きますし、金属やガラスと言った様な表面がツルツルしたものには基本的には印刷不可能なのですが、そんな場所にでも印刷可能なハンディープリンタ「PrintPen」を今回はご紹介致します。
溶剤系インクでどこにでも印刷可能
さてこの「PrintPen」は4種類のインクが用意されているのですが、まず最初に溶剤系インクをご紹介します。
インクの色は黒、赤、青の3種類が用意されており、基本的には単色での印刷になります。ただ溶剤系のインクなので布はもちろんのこと、金属やガラスと言ったツルツルとした水性インクでは絶対に印刷できない様な場所にでも印刷できるのがこの「PrintPen」の強みです。
また専用アプリケーションを使い印刷するデータは作成するのですが、テープラベラーの様に豊富なイラストも用意されていますし、バーコードやQRコード等も印刷できますので、商品の管理と言ったものにも使えます。
スタンダードインクは$39
次に紹介するのがスタンダードインクです。
色は溶剤系インク同様に黒、赤、青の3色が用意されており、紙にプリントしたりする場合にベストなインクです。
ただ1カートリッジあたり$39するのがちょっと気になる所ですが、ヘッド一体型のインクなので仕方ないですね。
また印刷幅は最大26mmで、例えば位置をズラしてより大きさイラストや模様を印刷すると言う機能はこの「PrintPen」にはありませんのでご注意ください。
TaTtoo印刷に便利なスキンフレンドリーインク
そして次に紹介するのが肌に印刷する為のインクで色はネイビーブルー一色です。
このインクは石鹸でこすればすぐに取れるインクで、今までイベントやファッションで一時的にボディータトゥーを入れたりする様な場合、タトゥー職人さんに筆で書いてもらったり、既にプリントされたシールを貼ったりと言うのが一般的でしたが、これからは一瞬で好きなデザインのタトゥーを一瞬でボディーに一人で印刷する事ができますので、よくタトゥーをボディーにプリントすると言う方にはオススメです。
UV隠しインク
そして最後に紹介するのが紫外線を当てる事で青色に発光するUV隠しインクです。
このインクも濡らした雑巾等で拭く事で簡単に消す事ができるインクなので、何か隠しメッセージを入れたり、誰かを驚かせたいなんて時に使える面白いインクです。
またインクカートリッジで印刷できる量は、1回100mm×26mmのサイズに入る名前等の文字を印刷する場合、約3500回分、長さで言うと350m分の印刷が可能ですので、市販のテープライターを使ったりオーダーメイドのシールを使うよりは安価に印刷できるかと思いますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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