テープライターはテープの上に文字やイラストを印刷するプリンターの事ですが、テープライターの魅力は何と言っても何回も何十回も書かなくても、印刷したテープを貼るだけで済むと言う点です。しかも用途さえ合ったものを使えば熱にも水にも強く半永久的に消えませんし、差し込み印刷などにも対応したものはナンバーリングしたテープを印刷する事も可能です。
ただテープライターはシールテープに印刷したものを貼りますので、取って付けたような感じは否めませんので、見た目やデザインを重視するものに対しては不向きです。
そこで今回は、対象物に直接印刷できるカラーのインクジェットプリンターçをご紹介致します。
「PrinCube」を横に滑らすだけでフルカラープリント
まずこの「PrinCube」の利点はインクジェットプリンターには差し込めない紙以外へのダイレクトプリントが可能だと言う点です。
紙以外にもダンボール箱などにも直接プリントができますので、宅配便で送るダンボールに直接、取扱上の注意をプリントしたり、引っ越し荷物の箱に何が入っているのかプリントすると言った用途にも使えます。
また紙以外にも、素材的には陶器であるとか金属、革、プラスチック、木と様々な素材にプリントができますので、保育園に通うお子さんの衣服だけでなく、靴やお皿やお箸と言ったもの何にでもダイレクトにプリントする事ができます。
更にこの「PrinCube」は完全にフラットなものでなければ印刷できないと言う訳ではなく、例えばサッカーボールの様な丸いものであるとか、凸凹のあるものでも「PrinCube」を乗せてヘッドが動かせるものであれば問題なく印刷する事が可能です。
またプリントはスマートフォンにインストールした専用アプリケーションでデザインをしてプリントできるのも魅力的で、PCは不要です。
イノベーション
次にこの「PrinCube」を使って印刷してみると手で動かしているにも関わらず、形が崩れずに印刷できる事がよくわかります。
それはこの「PrinCube」はヘッドが移動した事を印刷物に押し当てたローラーによって検出しているからです。
この技術はもう30年も40年も前からあり、テープライター(ラベルライター)は自動でテープを送りながら、熱を加える事で転写する塗料を転写させて文字やイラストをテープに描きますが、昔のテープライターの中にはこの「PrinCube」と同じ様にヘッドを動かすとローラーがその動いた事と動いた距離を検出してヘッドを温めて塗料を紙へと印刷すると言うテープライターがありました。
それと同じで、この「PrinCube」は単にインクを噴射しているのではなく印刷物に当てたローラーの動くスピードに合わせてインクの射出スピードを変えていますので、擦れたり歪んだり切れたりせず、まるでプリンターで印刷したかの様に綺麗に印刷する事ができます。
ボディータトゥーも入れる事ができるインク
そしてこの「PrinCube」にはスタンダードな染料系インクを使ったインクカートリッジと、顔料系インクを使ったカードリッジの2種類が用意されています。
そのうち安い1個あたり$29の染料系インクは肌にも印刷できますので、ボディータトゥーを入れたりする時にも使えますし(皮膚の上で動かしても熱かったりはしません)、顔料系インクは$39と$10高いのですが、普通はインクジェットプリンタではインクを弾いてしまって印刷できないプラスチックであるとか金属、そしてすぐに塗料が滲んでしまう様な木材にも簡単に印刷する事ができますので、小さいお子さんがおられるご家庭ではこの「PrinCube」が1台あるとあれこれと、体操服のゼッケンなども書いたりもでき便利ですので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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