最近、スマートフォンやPCの電源アダプタや充電器で注目されているのが、窒化ガリウムを言う半導体を利用した充電器です。
では何故、今とても注目を浴びているのかと言いますとこの半導体は発熱が少ない為に装置を小型化できるからです。
みなさんも何故、MacBookの充電アダプタ(電源アダプタ)がこんなにも重くて大きいのかと思われた事があると思いますが、従来のパワー半導体と言って電源回路を制御する為の半導体はどうしても電源を変換するにあたり変換効率が良いとは言えず、その変換されなかった電力は熱に変換されて消費されます。
ただ熱に変換されて大気に放熱されるだけなら良いのですが、その熱によって充電アダプタ(電源アダプタ)が加熱され、使用されている部品の動作温度範囲であれば良いのですが、それ以上に温度が上がると機器の誤作動に繋がるほか、部品の劣化も進んで行き故障へと繋がります。
そこで目を付けたのが窒化ガリウムを使ったパワー半導体で、このGaN半導体を利用する事で発熱が抑えられ、従来製品と同等の充電能力を持った電源アダプタを30%以上小型化できるのです。
ですから今回紹介しますUSB-C電源アダプタ「HyperJuice」も合計出力が100Wもありながらクレジットカードとほぼ同等サイズで、これなら胸ポケットに入れて持ち歩く事も可能ですのでとても便利です。
MacBook Proが2台同時充電可能
まずこの「HyperJuice」の注目すべきは合計出力100Wとパワフルな電源アダプタなのはもちろんの事、USB-C PD(Power Deliver)ポートを2ポート内蔵しており、それぞれ最大100W(3V/3A, 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/5A)での出力(2ポート同時に使用した場合、両方それぞれが100W出力できる訳ではなく、両方合わせて100Wとなります)が可能なので、15インチのMacBook Proを2台同時に充電する事ができるだけのスペックを持っていると言う事です。
今までもUSB-C PDに対応出力ポートを2ポート備えた様な電源アダプタはありましたが、一方は100W出力が可能でももう片方は18Wしか出力できないと言うものが一般的だったのですが、2ポートそれぞれがMacBook Proを充電できると言うのは、複数台のMacBookを扱う方にとっては朗報ですし、USB-C接続が可能な外部ディスプレイを使う方も「HyperJuice」から直接給電する事でノートPCの電源への負荷を減らす事ができます。
また、MacBook Proを充電しつつiPad ProやiPhoneも18Wで急速充電できるのはもちろんです。
そしてこの他にQuickCharge3.0の急速充電規格に対応した最大出力18W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)USB-Aポートを2ポート備えています。
折り畳みプラグでコンセント直差し
そしてこの「HyperJuice」は折り畳みプラグを採用しておりコンセントに直接差せ、電源ケーブルが不要になっているのも注目点です。
Mac製品の充電アダプタ(電源アダプタ)はコンセントに直差しが基本ですが、他社の製品はコンセントケーブルが付属しているのが一般的で、コンセントが隠れた場所にある様な場合にはケーブルがあった方が便利なのですが、その代わりケーブルを電源アダプタと一緒に持ち歩かなければならず、それはそれで荷物になって面倒なのですが、自分が利用する場所を思い起こして見える場所にコンセントがどこへ行ってもあるのであればこの「HyperJuice」はピッタリです。
また海外のどの国に行っても使える様にコンセントの変換プラグも用意されていますのでご安心ください。
もちろん4台同時充電可能
そして「HyperJuice」は4つの出力ポートを同時に使用し4台のデバイスを充電可能なのは言うまでもありませんし、これ1台あればMacBook、iPad、iPhone、AppleWatchを同時に充電可能なのでコンセント回り、デスク回りもスッキリと片付ける事ができます。
ちなみに同等性能を持っている製品として”Anker PowerPort Atom PD 4”がありますが、こちらは色々とあり販売休止な上にこの「HyperJuice」の2倍弱の重さがあるだけでなく一回り大きいので、そう言う部分を比較しても「HyperJuice」の方が魅力的ですし、下記URLから投資する事で非常に低価格で手に入れる事ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/hypershop/hyperjuice-worlds-first-and-smallest-100w-gan-charger
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