スイスのお土産物としても有名なアーミーナイフは、元々はスイスの傭兵達が食事の際に使うスプーンやナイフやフォークと言ったカラトリーと缶詰めを開ける為の缶切り等を携帯し易い様に1つにまとめたのが原型モデルで、その後、ドライバーやノコギリ、コルク抜きと言ったものや、最近ではLEDライトやUSBメモリー等が付属したものまで登場し、幅広いバリエーションを持っています。
そんなアーミーナイフにファイヤースターターと言う、火付け機能をプラスするアダプタ「FireAnt」を今回はご紹介致します。
ファイヤースターターはいざと言う時に便利
ファイヤースターターと言うのは火打ち石の事で、昔からある丸いギザギザのついたローラーを勢いよく回すと火花が飛び散ってガスが着火しますが、その火種となるスパークを出す元になるもので、今ではマグネシウムが原材料となっており、金属等の固いものを当てて勢いよく削る事で摩擦熱によって着火します。
またこのファイヤースターターは濡れても水分を拭き取ってやれば簡単に着火するのでライターよりも使い勝手は良い、乾いた草等があれば簡単に火起こしする事ができますので、アウトドアで火を起こしたいけれどもマッチやライターを持っていないと言う時に便利なのです。
その火打ち石の先に聖火リレーで使われる、自由の女神が右手で高く持ち上げているトーチの先っぽの様な形状をしたコットンにパラフィンワックスを染み込ませた水に濡れても着火する着火剤をほぐして細い繊維状のものに戻して火種の上に置けば、火起こしも簡単です。
滅多に使わないコルク抜きのスペースを有効活用
そしてこの「FireAnt」はアーミーナイフと一緒に持ち歩く事ができる様に、ナイフのみと言ったちょっと特殊なアーミーナイフ以外はほぼ全てのアーミーナイフに付属しているコルク抜きにねじ込める様になっており、コルク抜きを立ててから「FireAnt」を回して抜き取らないと「FireAnt」は抜けない様になっていますので、紛失したりと言う事もありません。
ところで何故「FireAnt」はコルク抜きの中に仕込もうと思ったのかと言いますと、殆どの方がコルク抜きが滅多に使われない事を知っていたと言う事もありますが、以前リリースしたアーミーナイフのプラスチック製の爪楊枝の代わりに爪楊枝ホルダーに差し込むタイプのフィヤースターターがあったのですが、意外にも歯の隙間には絶対に入らないであろう爪楊枝の使用頻度がコルク抜きよりは高い事が分かったからなのです。
使ったら自分で補充
そして「FireAnt」には火種となる着火剤の”Helix Tinder”は2つしか(1つはファイヤースターターと一体化していますが、取り外してほぐして火種にする事ができます)付属していませんので2回使えば終わりです。
ですがアウトドア用品店で売っている”ファイヤープラグ”と言った様な同様の材料を使って作られた商品名を購入して来て繊維が見える様に解き、ししてトーチの先っぽの様な螺旋階段の様な形状に再加工して使えば、火打ち石が短くなってスパークが出せなくなるまで使えますので、アウトドアでよく火を起こす事が多いと言う方でアーミーナイフを愛用されている方にはオススメですので、もし詳細をご覧になりたいと言う方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/fireant/fireant-accessorize-your-swiss-army-knife-with-fire
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