最近のノートPCはHDDではなくSSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)を搭載しています。
このSSDはHDDと比べて読み書きのスピードが非常に高速なので、PCを使用している時もサクサクと動いて気持ちが良いのですが、容量の大きいSSDを選択すると、PCの価格はドンドンと万単位で跳ね上がって行きます。
例えば3月に発売されたMacBook Air(2020)版は、256GのSSDを512Gに変更した場合は+20,000円。1TByteに変更すると+40,000円。2TByteにすると+80,000円と、安いWindowsPCならメモリーの追加費用だけでPCが1台買えてしまう金額です。
一方、市販のSSDに目を向けると同じ容量でも差があるのですが、512Gだと安いものだと5,000円〜7,000円も出せばありますし、1TByteのSSDも1万円〜1.5万円も出せばそこそこのスペックのものが手に入ります。
そしてこのSSDの価格とMacBook Airのメモリーを増やした時の支払い費用の増加を比較すれば、SSDを別途購入した方が遙かに安くつきます。
そこで今回は、USB-CマルチハブとSSDが合体した「Signature Pro」をご紹介致します。
ユーチューバーにオススメ
動画をPCで編集するとなると、素材となる動画をたくさんHDD中に移しておかなくてはいけませんし、動画編集中や変換中にはファイルをSSDに書き出したりしますので、SSDの容量は多いに越したことはありません。
ですがSSDの容量を上げると初期投資にたくさんのお金がかかってしまいますので外部記憶装置としてのSSDが、素材を保存する為のメディアとして候補に上がって来る訳ですが、快適に動画を編集しようと思えばHDDよりもSSDです。
ただSSDにはSTAT3.0とPCIe3.0xNVMeと言う2つの規格があり、前者のSTAT3.0は価格は安いけれども転送速度が遅い(最大10Gbps)、後者のNVMeは転送速度は40Gbps(4,000MB/s)ととても早いのですが、高価で発熱量が多いと言うデメリットがあります。
ですがNVMeとUSB-C(Thunderbolt3)を組み合わせると外部記憶装置とはいえ、最大40GbpsのスピードでPCとデータのやりとりが出来ますので、大きな4Kサイズの動画を扱う様な編集作業もサクサクと行う事が可能です。
そしてこの「Signature Pro」では2230, 2242, 2260, 2280サイズのM Key, B&M Key両規格のSSDが1枚だけ内臓可能です。
USB-CマルチハブとSSDをコラボさせるメリット
そしてこの「Signature Pro」はSSDの機能の他にUSB-Cマルチハブとしての機能も持っています。
これら2つが合体するメリットは何と言っても持ち歩く荷物が減ると言うメリットと、MacBook Airの様にUSB-Cコネクタが2つしかないと言ったコネクタの少ないマシンではコネクタを有効活用する事ができますし、USB-CマルチハブとSSDないしNVMe SSDが使えるシェルケースを別々に購入するよりも費用を安く抑えられると言うメリットもあります。
USB-Cマルチハブとしての機能
ではUSB-Cマルチハブとしての機能としては一体どう言った機能があるのかと言いますと、これはごく一般的な同ジャンルのUSB-Cマルチハブと似ています。
まずはUSB-C電源入力ラインがあり、最大100WでPCをパススルー充電する事ができる他、最大画質4K@60HzのHDMI端子、SDカードとmicroSDカードのリーダーを備えています。
またUSB端子に関してはUSB3.1 Gen2に対応したUSBポートを2ポートと、USB2.0ポートを1ポートの3ポートを備えていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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