最近のデジタル一眼レフは動画が撮影できたり、カラーバランスやホワイトバランスをカメラだけで微調整できたりととても細かな設定を行う事ができる様になっており、自分の思った通りの画像が撮影できる様になっています。
ただ、これら機能を100%使えるのは一部のプロの写真家の方のみで、殆どの方は何をどう変えたらどう言う映像になるのか試行錯誤しながの撮影を繰り返しながら撮影を行うしかありませんが、思い通りの画像が撮れる頃にはすっかりと風景が変わっているなんて言うのが普通でしょう。
そこで今回は、スマートフォン用の専用アプリケーションの画面をワンタップするだけで撮影するシーンに最適な設定を自動選択してくれる一眼レフ撮影アダプタ「Arsenal 2」をご紹介致します。
スタッキング技術による映像表現
ではこの「Arsenal 2」を使う事で一体どう言った映像表現ができるのかですが、その基礎となっているのはシフト撮影です。
露出やシャッタースピードを変えて連続撮影する事で同じ風景でも全く違った絵になりますが、この「Arsenal 2」では2秒間の間に露出を変えて複数のショットを撮影し、それらを1つのショットにブレンドしてシーンの明るい領域と暗い領域をそれぞれのショットで補完する事で自動的にシャープな色の深みのあるショットを自動で作成してくれると言うのが1番の特徴です。
つまり従来であればPCを使い画像処理ソフトで露出を変えた画像を取り込んでアンカーを打って切り出して合成していた様な大変な作業をこの「Arsenal 2」は自動で行ってくれます。
ナイトアシスタントによる夜景撮影
次に「Arsenal 2」にはナイトアシストと言う夜景撮影モードがあります。
星空などを撮影する場合、よく後からPCで画像を拡大した時に星空がボケ(ブレ)ている事に気付いて、後悔すると言うのはよくあります。
ただ小さな光源にフォーカスを合わせると言うのは非常に難しい上に、星空は長時間露光させないといけませんので、露光時間の見極めも結構重要です。
そう言った夜景撮影をこの「Arsenal 2」ではナイトアシストを選ぶ事でワンタップで星空に焦点を完璧に合わせてシャープな星空の撮影を行ってくれます。
パノラマ撮影
パノラマ画像をデジタル一眼レフで撮影する場合、スマートフォンの様にアプリで簡単に撮影できる訳ではなく、何分割かして撮影した画像を後から画像処理ソフトでつなぎ合わせて1枚のパノラマ画像に仕上げるのが普通です。
ただ、画像をつなぎ合わせて行くだけなのでそうは難しくはないのですが、三脚の固定が甘かったり、据え付けた場所が傾いていたり段差があったりするとカメラを360°回した時に水平位置が少しズレているなんて事はよく起こり、つなぎ合わせた画像を更にトリミングしたりと簡単な様に見えて割と厄介な作業が後から行わないといけません。
ですがこの「Arsenal 2」ではスマートフォンにインストールした専用アプリでパノラマ撮影を選ぶ事で、左脚に固定したデジタル一眼レフを回転させながら景色が繋がる範囲でシャッターを切って行くだけでリアルタイムにパノラマ写真を合成してくれます。
景色から不要なものが消えるマルチコンビネーションショット
そしてこの「Arsenal 2」が持っている昨日の中で1番魅力的なのが、風景から動くものを消してくれる機能です。
具体的に言うと例えば観光地に行って風景写真を撮影した時に、まず人が映り込んでいない様な画像を撮影するのは無理な話です。
そう言った画像を撮影しようとすると早朝に行ったり、じっと人がいなくなるのを延々と待って撮影しなければ撮影できません。
ですがこの「Arsenal 2」では人がいようと車が走っていようと、同じショットを連続して撮影する事で自動的に動いているものを完全に消去して人影や車と言った映り込んで欲しくないものを全て消し去ってくれるのです。
これって観光地に行って風景だけを画像に収めたいって時に本当に嬉しい機能ですよね。
ただこの「Arsenal 2」が使えるデジタル一眼レフは機種が限定されていますので、対応機種を含めて機能の詳細は下記URLをご覧ください。
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