みなさんは機械式の時計を落としてしまって動かなくなった、時間が前よりズレる様になったなんて経験はありませんか?
機械式の腕時計の中ではたくさんの歯車が連携して動く事で時間を刻む様になっており、1つの歯車の位置、そして歯車のかみ合わせや変形と言った事が一度起こると時計は正常に時を刻まなくなります。
そしてそれは誤って時計を床や地面に落としてしまう以外に、柱に腕時計を当ててしまうと言った様な事でも運が悪ければ起こりますし、そうなっては自分で腕時計の蓋を開けて治すなんて事はほぼ不可能です。
そこで今回は万が一落としても、柱に時計をぶつけても壊れない自動巻き腕時計「CIGADesign X」をご紹介致します。
スポーツユーティリティビークルサスペンションシステム
みなさんがよくご存じの衝撃に滅法強いG-SHOCKはポリウレタンで時計を覆う事で、落としても、トラックで踏みつけても壊れないタフなボディーを得ましたが、この「CIGADesign X」ではボディーを2重構造にし、2重になったボディーを車に使われている様なスプリングを4隅に配置し、衝撃を和らげるサスペンションを組み上げる事で落下や衝突による衝撃からムーブメントの入った心臓部を守る様に作られているからです。
更にこの「CIGADesign X」では耐衝撃性を挙げる為にムーブメントも独自に開発しています。例えば軸付の歯車ですとちょっとした衝撃で軸が外れたり曲がっても正常に動かなくなりますので、この「CIGADesign X」のムーブメントでは多くの歯車がネジ止めされる様工夫されています。
更にパッと見た印象からも分かる通り、自動巻きの腕時計にしては部品点数が極端に少なくなっています。
これは小さな歯車が1つでも外れたり歪んだりしても腕時計と言う精密部品は時を刻みませんので、できるだけそう言った事を防ぐ為に必要最小限の部品に抑えていると言う事がムーブメントを見てからも分かります。
そのため、この「CIGADesign X」では24時間あたり-15秒〜+30秒の時差が生じ、1週間時間調整をしなければ3分程度時間が進んでしまうと言う事もあるので、分単位で動いておられる方においては毎日の時間調整はこの「CIGADesign X」には欠かせません。
サファイアガラス
そしてこの「CIGADesign X」ではボディーを構成する金属にはステンレス鋼を、表面側のガラスはサファイアガラス、裏面にはクリスタルガラスが使われています。
ですから落下の衝撃でガラスが割れると言う事はまずありませんし、衝撃を吸収するサスペンションによって更に落下の衝撃は吸収されますので安心です。
但しサファイアガラスは衝撃には強いのですが、硬い金属の様なものと接触する事で擦り傷は生じる事がありますので、歩いていて柱に時計を当てたり、コンクリートやアスファルトの上に落とした様な場合は割れませんが傷がつく可能性はあるので要注意です。
見ていて飽きないムーブメントの動き
そしてそれよりもこの「CIGADesign X」の魅力は落としても壊れない耐衝撃性が強い事よりも、ガラス越しに見えるムーブメントの動きの方でしょう。
歯車を固定する為のフレームや台と言ったものも極力削る事で本来ならプレートに裏側に回って動きが見えない歯車もこの「CIGADesign X」は見る事ができますし、裏側も全面クリスタルガラスですからじっくりとムーブメントも絶妙な連携した動きを見る事ができますのでメカ好きにはたまりませんね。
もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLを是非ご覧ください。
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