今ではスマートフォンやデジタル一眼レフカメラの映像は飛躍的に綺麗になっており、一般公開されている映画の中にも全ての映像をスマートフォンで撮影したと言う様な作品も存在します。
ただ撮影するにあたって、映像のアスペクト比と言って横縦比は4:3(スタンダード)と16:9(ワイド)の2種類があり、今のデジタル一眼レフやスマートフォンでは特に設定しなければ16:9のアスペクト比で動画を記録します。
一方シネマサイズと呼ばれる映画館のスクリーンに投影される映像のアスペクト比は2.39:1とワイドサイズ、HDサイズと比べてもかなり横長になっており、ワイドサイズで撮影した映像をシネマサイズに変換すると四角い物体が長方形に変形するか、映像の上下をカットしなければなりません。
そこでデジタル一眼レフやスマートフォンで2.39:1の映像を記録できる様にしたのがアナモフィックレンズで、今回紹介するアナモフックレンズ「SIRUI 24mm Anamorphic Lens」はF2.8の24mm単焦点レンズになります。
アナモフィックレンズの効果
アナモフックレンズは撮影した映像の横サイズは1/2に圧縮し、ほぼ1:1にする事でデジタル一眼レフやスマートフォンのアスペクト比16:9内に納めて記録し、そのまま再生すると嫌に縦長に見える真四角な映像なのですが、実際に見たり、編集したりする際には横方向を2倍に拡大する事でアスペクト比2.39:1の映像に戻して再生や編集を行います。
またアナモフィックレンズを使用する事で、アナモフィックレンズ得意な演出効果も出す事ができ、その1つが”横長のフレア”です。
これは車のライトや懐中電灯等の、一点から放たれた光から横方向にだけフレア(光の帯)が伸びている映像を記録できる現象で、特別なフィルターや後からエフェクトをかけなくてもアナモフィックレンズで撮影するだけで1つの光源から出た光から伸びる横長フレアを演出する事ができ、逆に光源から出る横長フレアが見えればアナモフィックレンズを使っている事が分かります。
そしてもう1つが”縦長のボケ”です。
ボケと言うのは映像のピントが合っていない状態を言い、同じ距離で撮影した被写体が中央部分はピントがしっかりと合っているのに、映像の上下に行くほどボケ気味になると言う表現をアナモルフィックレンズを使うだけで演出してくれます。
3本買っても20万円ちょっと
そして今回紹介するのはF2.8の24mmの単焦点レンズなのですが、既に同メーカーからは35mm、50mmのアナモルフィックレンズがリリースされています。
このSIRUIはレンズとしての性能もさることながら、魅力は価格です。
他社のアナモルフィックレンズは1本あたり10万円以上は余裕でするのに対して、このSIRUIシリーズのアナモルフィックはどれも1本10万以下で購入でき、Indiegogoで行っている今回のキャンペーンでは、24mmレンズは$749、そして既にリリースしている35mmレンズは$749、50mmレンズは$600と35mmも50mmもF値1.8である事から考えても超破格値です。
マウントは5メーカーラインナップ
そしてこの「SIRUI 24mm Anamorphic Lens」はNikon, Canonと言ったメジャーカメラメーカー用の他、SONY、FjifilmそしてZ CAM/Panasonic/OLYMPUS/BMPCC 4K用のMFTマウントと何と5タイプのマウントが用意されており、メジャーメーカー以外のカメラもサポートされており、みなさんが持っておられるカメラでシネマサイズの映像撮影ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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