さて新年度が始まり、これから小学校や幼稚園、保育園に入学・入園されるお子さんをお持ちのご両親に待ち受けているのが、持ち物の名前書き作業です。
さすがに小学校は保育園や幼稚園の様に衣服の1つ1つにまで名前を書く必要はありませんが、お道具箱の中に入れる細々とした道具やカードなど様々なものに名前を書かなければなりません。
そう言う時に便利なのが今日粘着力でインクが消えないシールです。ただ中には予め作っておいたお名前シールが貼れない様なものもありますので、そう言うものは1つ1つ”お名前ペン”の様な油性で滲まないペンで1つ1つ手書きをしなければいけませんし、名前を手書きするものがたくさんあると、とても大変です。
そこで今回はそう言った名前書きにも使えるレーザー彫刻機「DJ6」をご紹介致します。
プレビューモードと手動による位置決めモード
さてこのレーザー彫刻機の便利な点はプレビューモードと位置決めモードを備えている点です。
プレビューモードと言うのは実際のレーザー彫刻を行う場所をレーザーの出力を最小限に絞って実際に彫刻するデータに沿ってヘッドを動かして行く事でどこにレーザー彫刻されるのかと言う事を予め確認できる機能です。
一部高価なレーザー彫刻機ではレーザー彫刻機に内蔵されたカメラが撮影した材料に対してレーザー彫刻のイメージをオーバーラップさせて確認できる様なものもありますが、トレース・プレビュー機能があるだけでも失敗を減らせますので、1点ものの製品にレーザー彫刻する様な場合は失敗は許されませんのでそう言う意味でも有難い機能です。
更にこの「DJ6」には彫刻ポイントを変えられる機能も備えています。
「DJ6」には足がありますので大きな素材ですと足に素材が当たって実際に彫刻したい場所にレーザーが当たらないと言う事が起こりますが、この「DJ6」では彫刻エリア80mm×80mmの範囲であればレーザー彫刻ポイントを移動させる事ができますので、思っていた通りの場所にレーザー彫刻できます。
ただこの機能を使うにはデータが彫刻サイズ80mm×80mmサイズ以下である必要がありますので、大きなデータをレーザー彫刻すると言った場合はもう1つ工夫が必要です。
ただ足が一本しかなくシールドもない事から素材は自由に動かす事ができますので、細かなデータを連続して並べてレーザー彫刻したりと言う事も出来るのがもう1つ魅力的な面でもあります。
フォーカスレンジ30〜50mmで曲面にもレーザー彫刻
そしてこの「DJ6」ではレーザーの焦点距離に対して30〜50mmの幅が取られており、曲面にもレーザー彫刻できると言う利点もあります。
レーザーモジュールから照射されたレーザーは真っ直ぐ飛びますが、虫眼鏡で太陽の光を集めて黒い紙を焦がす時の様に焦点を合わせないと紙が焦げないのと同じ様にレーザーも焦点を合わせないと素材を焦がしてレーザー彫刻する事ができません。
その為に焦点距離と言うものが決まっていたり、この「DJ6」の様にある程度フォーカス距離に幅を持たせたレーザーモジュールがあるのですが、この「DJ6」では30〜50mmと比較的フォーカス幅が広く取られていますので、水筒の側面に名前をレーザー彫刻したり、靴に名前をレーザー彫刻すると言った事も出来ますので、非常に便利です。
ただレーザー出力は3Wなので金属は流石に溶かす事は出来ませんので、アルミにアルマイト加工(メッキ加工されたもの)を施したものと言う限定はありますが、木やプラスチック、布、紙と言う素材に対してはレーザー彫刻はもちろん問題なく出来ますし、出力3Wもあればガラスは無理ですがアクリルにもレーザー彫刻が可能なのでちょっとした工作にも使えます。
専用アプリでデータ作成
そして「DJ6」では3D-CADや2D-CADの操作は知らなくても専用のアプリを使う事で簡単にレーザー彫刻が行える様になっています。
つまり詳しいCADの知識はなくとも誰でも簡単に画像ファイルを読み込んで写真や絵をレーザー彫刻できますし、写真に文字を入れたりと言う事も簡単に出来ますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/dajalaser/the-most-affordable-laser-engraver-for-creative-life
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