3Dプリンターやレーザー彫刻機を買って見て初めて気付くのは異臭が結構する事です。
と言うのもメジャーなFDM方式のフィラメントと呼ばれる樹脂を溶かしながら造形する3Dプリンターは樹脂を溶かした際に、プラスチックが燃える際にも出す独特の異臭がしますし、レーザー彫刻機も高出力レーザーのエネルギーによって素材を加熱しながら彫刻して行きますので、素材が木なら木の焦げた臭い、ウレタンフォームやアルクリと言った樹脂製のものはプラスチックの焦げたと言うか燃えた臭い、金属は独特の金属臭を発生させます。
これら臭いがただ臭いだけなら良いのですが、例えば半田付けした際に立ち上る白い煙はフラックスと言うハロゲン物質が蒸発したものなので吸い込むと喉を痛めたりする事もありますし、ハロゲン物質を肺の中に吸い込んで良いとは言えません。
またそれは樹脂系もそうですし、レーザー彫刻した際に発生する煙で咳き込んだり、喉や鼻に痛みを感じたり目が染みたりするのもあまり健康に良いとはいえません。
そこで今回は、そう言った工作装置が発生する異臭を無臭化・無害化する「DAJA-P1 Fume Extractor」をご紹介致します。
3.9m³/minの集煙能力
今回紹介する脱臭装置「DAJA-P1 Fume Extractor」の最大の魅力は集煙能力が非常に高い事で1分間に3.9m³ですからおよそ1.5mの立方体の空気を吸い込む能力を持っている所です。
これだけの集煙能力があれば、3Dプリンターもレーザー彫刻機が出す煙や臭いは素材そのものが燃えさかっている訳ではなく1秒あたりに出す煙や臭いもそんなに大量ではないので、問題なく脱臭する事ができますし、3Dプリンターもレーザー彫刻機も同じ場所に留まって臭いや煙を出している訳ではないので、ある程度強力なファンによって周囲の空気をゴソッっと換気扇の様にかき集める能力がありませんと煙や臭いが漏れますから、これくらい強力だと安心です。
また吸い込んだ煙や臭いはまずフォームフィルターでPM50サイズの微粒子をろ過したあと、0.25〜0.5μmの粒子がろ過できるコットンフィルターを通り、最終的には活性炭炭素を通り脱臭されて排出されますので、でて来る空気は空気清浄機でろ過したのと同等程度にクリーンです。
蛇腹ホースで確実に集煙
次に強力な集煙能力で周囲の空気をゴソッっと吸い込んでろ過できるとはいえ、ヘッドの可動域の大きい3Dプリンターやレーザー彫刻機では確実に100%集煙できるかと言えばそうではない場合が出て来るかもしれません。
そこでこの「DAJA-P1 Fume Extractor」では吸い込み口に蛇腹ホースをつけ、吸い込み口を移動できる様にした事で、より効率的に全ての煙や臭いを吸い込める位置にヘッド(吸い込み口)を持って行ける様に工夫されています。
レーザー彫刻機用カバー
そしてこれはオプションになるのですが、レーザー彫刻機から発生する煙を100%、確実に集煙できる様にオプションでレーザー彫刻機用カバーがラインアップされており、これを使う事で煙だけでなく動作音、ノイズも抑える事ができ、サイズはスモールカバーで600×600×300mm、ビックカバーで750×750×250mmとなっており、「DAJA-P1 Fume Extractor」は集煙能力が1.8m³と半分のスモールサイズもラインアップされていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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