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シートを動かすと絵が動いて見える3Dホログラムシートの印刷を可能にした3Dホログラムプリンター「LitiHolo」

4〜5年前までは3Dプリンターやレーザー彫刻機、CNCフライスなんてものは個人で手を出せる様なものではなく、一般の人が目にする様なものでもありませんでしたが、今では加工できるサイズにも大きく左右されますが、DIYで組み立てる製品であれば1〜2万円も出せばお釣りが来る様な製品もあり、ロボット等の部品を自宅でオール自作できる環境を提供してくれています。

ただそれでも欲しいなとは思っていてもホビー機レベルにまでには安価になっていない工作機械はたくさんあり、その1つが3Dホログラムプリンターです。

3Dホログラムとは、よくお菓子のオマケとして入っていたりする左右に傾けると絵が変わるシールがあったりしますが、そう言った見る方向を変える事で見える絵が変わる印刷物の事です。
そんな3Dホログラムプリントをホビー機レベルにしてくれた「LitiHolo」を今回はご紹介致します。


3Dホログラムの原理


3Dホログラムの原理はとても簡単で、光の屈折を利用して1枚の絵が動いている様に見せています。

例えば鏡を真正面から見た時には自分自身の姿が映っていますが、鏡を回転させて行くと次第に自分がいる回りの景色へと鏡に映し出される像が変化して行きますが、これは鏡が回転する事で鏡の屈折角度に合わせた方向から鏡に飛んで来る光が自分の眼に飛び込んで来る事から変化している様に見えているだけです。

それと同じで、3Dホログラムは見え方を計算され印刷されたシートの上にわざと屈折するシートを重ね貼り合わせる事でシートの向きによってたった1つの絵だけを見せていますので、細かく動く3Dホログラム写真の場合、複数人が並んで同じ3Dホログラム写真を見ていたとしてもその見え方と言うのは全員違っています。


専用アプリで簡単に作成


ではそんな特殊なシートを使ってプリントする機械って扱いも特殊で素人では使えないのでは?と思われるのが普通かと思いますが、この「LitiHolo」では専門性のある知識がなくても3Dホログラムプリントが出来る様に専用のデータ加工用のアプリが用意さえており、23の見え方の違う画像を登録するだけです。
また23の見え方の違う動画やデータはカメラで少しずつ被写体の角度を変えて撮影する事もできますし、3DCGツールなどを使って3Dデータを作り角度を変えてイメージをファイル出力したりと言う方法が使えますし、画像を選んだ後はアプリが自動的にデータを作りプリンターに送ってホログラムプリントを行ってくれますので特別な知識は必要ありません。


専用フィルムは2種類


では一体どうやって3Dホログラムを完成させるのかと言いますと、専用のフィルムをレーザー加工する事で見える角度を変えると3Dに見える写真を作り出します。
そのため、元画像がカラーであっても特殊な樹脂フィルムに当たる光の屈折によって見える絵を変化させていますので光の光源の色に濃淡のついた絵となり、光源が赤であれば、赤、青であれば青い色の絵となります(電球色や白色の光源ではなく白以外の色のついた光でないとNG)。

そして専用のフィルムは大きい方は10.16cm×12.7cm、小さい方は5.08×7.62cmのフィルムがラインナップされており残念ながらフィルムサイズはこの2種類だけとなりますが、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/752525344/the-first-desktop-3d-hologram-printer-by-litiholo

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