世の中のスマートフォンやタブレット、ノートPCやUSB充電機器がUSB-C PD(Power Deliver)による充電に移行して行く風潮にある事はユーザーにとってもUSB-C PDに対応した充電器をたった1つだけ持ち歩けば良いと言うメリットをもたらしますし、もしデバイスがAppleであればLightning、その他のデバイスがmicroUSBであっても変換ケーブルやコネクタがあれば充電器がUSB-Cポートしか持たなくても充電できないと嘆く必要はありません。
ただ問題は世間一般の多くのノートPCがいまだに独自の充電器を使っているものが少なくない上に、サードパーティ製の充電器を受け付けない様になっているノートPCも少なくない事です。
それによって結果的にたくさんの充電機器を持ち歩かなければならない事になります。
そこで今回は、たった1つでノートPCからUSBデバイスまで充電可能な充電器「F240」をご紹介致します。
全てのノートPCが充電可能
まずこの「F240」の1番の魅力的な所は、全てのノートPCが充電できる機能です。
「F240」にはUSB-C PDに対応してUSB-Cポートを2ポートにDC出力ポートを1ポート備えており、合計で240Wの出力性能があるため、例えばUSB-Cポートを使いMacBook Proを2台同時にそれぞれ100Wで充電すると言う事がこの「F240」では可能です。
それに加えDCポートを使う事でノートPCが充電できるのですが、全てのメーカーのノートPCに対して純正の充電器の様に振る舞いますので、急速充電が普通に行えます。
更にそれぞれのノートPCに対して充電ケーブルを用意するだけでなく、それぞれのノートPCに対応した変換プラグを用いる事で各メーカーのノートPCを充電する事ができますので、複数のメーカーのノートPCを使われている様な方は先端の変換だけで良いので充電に関わる荷物を少なくする事ができます。
なお変換コネクタは1個あたり$5となり複数のメーカーのノートPCを使われている方は追加可能ですし、今、純正の充電器が調子悪いと言う方は高価な純正の充電器を購入するくらいなら汎用性のあるこの「F240」の方が利用価値は高いので良いのではないでしょうか?
拡張マルチポート
次に同時に充電できるデバイスの数を増やす事ができる拡張マルチポートですが、このマルチポートにはUSB-Aポートが2ポートにUSB-Cポートが2ポート備わっており、DCコネクタに差し込んで使用しますので、拡張マルチポートを使っている時はDCポートを使ったノートPCの充電はできません。
そしてマルチポートのUSB-AやUSB-Cの出力性能、充電性能ですが、
USB-Aは5V/4.5A、4.5V/5A、9V/3A、12V/2.5Aで、充電規格としてはQC2.0、QC3.0、FCP、SCP、AFC,SFCP、PE、Appleと殆どの充電規格に対応していますので、どのデバイスを接続してもベストな状態で急速充電する事ができます。
またUSB-CはUSB-C PD3.0に対応し、5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A、20V/5Aでの最大100Wでの充電が可能な他、QC2.0、QC3.0、QC4.0、Apple、FCP、SCP、AFC、SFCP、PE、PPSと言った充電規格にも対応しておりUSB-Aと同じように5V/4.5A、4.5V/5A、9V/3A、12V/2.5Aでの急速充電も可能となっています。
MacBook Pro 3台同時充電も可能
そして同時充電する場合、合計出力240Wをそれぞれのポートで分け合う事になるのですが、充電電圧や電流を1W単位で振り分けられる訳ではなく、これにはそれぞれのポートには出力電圧×最大出力電流が割り当てられますので例えばUSB-Cの1つのポートに60W(20V/3A)が割り当てられると、そのポートに流れる充電電力が20Wでも40Wでも60Wでも他のポートには残りの180Wしか割り当てられません。
そのためこのF240では拡張マルチポートを使えばUSB-Cは4ポートとなって、どれか1ポートを使うのであればUSB-C PDで100Wでの出力が可能ですが、シェアすると制限が設けられ、本体側のUSB-C2台を同時使用した場合、USB-C1には100W、USB-C2には65Wが割り当てられ、拡張マルチポートには最大で65Wが割り当てられますので、拡張マルチポートのUSB-CにMacBook Proを1台だけ接続した場合は65Wがそのまま割り当てられ3台のMacbBook Proが同時充電可能となります。
さすがに200Wクラスの出力を持つUSB充電器は存在しますが、MacBook Proを3台同時充電可能なUSB充電器は現在のところこのF240しかないと言って良く、複数のMacBook Proを同時に使いこなし、iPadやiPhoneも同時に充電されると言う方にはピッタリなUSB充電器になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細につきましては下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。