フィラメントと呼ばれる樹脂のロープを溶かしながら造形をして行くFDM(Fused Deposition Modeling/熱溶解積層方式)方式の3Dプリンターは3Dプリンターの中でもバリエーションが多く、購入してすぐに3Dプリントできるものから、DIYで自分でパーツをアセンブルして組み立てるものはば幅広くラインアップは存在します。
そしてその中でも安価に手に入るのはDIYで組み立てる3Dプリンターキットですが、これには大きな落とし穴があり、組み立てるのはマニュアルを見ながら組立てられるのですが、実際に3Dプリントすると必ず失敗します。
その大きな失敗の要因の1つがタイミングベルトの調整であり、ベッドと呼ばれる溶かしたフィラメントを置いて行く台の調整です。
これら2つの調整は結構難しく、やはり何度か調整をやった経験がないと何度も何度も失敗をして最終的にはフィラメントのリールを1本無駄にする事もザラにありますので、やはり初心者の方には完成品が1番オススメで、その中でもビックリするくらい安い$99程度で投資できる「Goofoo Cube」と言う3Dプリンターをご紹介致します。
造形ボリュームは80mm×80mm×80mm
今回紹介するFDM方式の3Dプリンター「Goofoo Cube」は、完成品としては破格の$99でindiegogoでPledgeできる3Dプリンターで、届いたキットでやるべきはヘッドの取付だけで後は全て組立られ、調整された状態で出荷されており細かな調整をせずとも最初から3D造形できる3Dプリンターです。
ですから初めて3Dプリンターを使用すると言う方にもオススメです。
ただ安いだけあって少し目を瞑らないといけないのは造形ボリュームが80mm×80mm×80mmと、一辺8cmのキューブが最大であると言う事とのヘッドのノズル径が0.7mmと、一般的な3Dプリンターで使われている0.5mmや0.4mmやそれ以下のノズルと比較すると大きく、例えばマグカップの様なものを造形するにはノズル径が太いと言う事でデメリットになる事はありませんが、フィギュアの様な細かな繊細な表現が必要になり3D造形に関してはノズルが太い分期待は出来ません。
ですからあくまでも入門機と言う位置づけで、妥協して使うのがベストな3Dプリンターになりますが、最初から失敗しないと言うには初心者の方には重要です。
スマホで3Dプリント
そしてこの「Goofoo Cube」は安価なFDM方式の3Dプリンターは決まってUSBでPCに接続して3D造形するのがお決まりになっているのですが、何とこの「Goofoo Cube」ではWiFiに対応しているだけでなく専用アプリを使う事でスマートフォンから3D造形したいものを検索し、1000以上ものデータの中からこれだと言う造形データを選んで3D造形を行う事ができますので3D-CADアプリを使った事がなくても3D造形は出来ますし、何よりヒビ増えるサンプルデータの中にはきっと貴方が探しているデータがあるはずです。
またUSBでの有線接続によるPCでも3Dプリントも可能で、この時は市販の3D-CADソフトでG-codeファイルを出力して3D造形する事ができます。
PLA & PCLフィラメント
また使用できるフィラメントはPLAかPCLのどちらかになります。
PCLは3Dペンなどに使われているだけでなかなかお目にかかるものではないので実質PLAがメインの使用素材となりますが、PLAは植物由来でプリント安定性に優れ、プロトタイプを3D造形すると言った点においては優れているんどえすが、脆く壊れやすく熱に弱いと言う性質を持っていますので、お試しで作ってみて、アプリにも慣れてもっと高精細は3Dプリンターにステップアップすると言った本当に3Dプリント入門にはベストな3Dプリンターですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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