2〜3年前まで主流だったLEDプロジェクターは光源をハロゲンからLEDに変える事でコンパクトかつ省電力化されバッテリーが内蔵されたものや、モバイルバッテリー等で動作するものなどバリエーションに飛び、プロジェクターの普及に一役買ったのですが、LEDプロジェクターは手軽に持ち歩いたり歩く事ができる反面、明るさの面で問題がありました。
LEDは明るいとイメージがありますがそれはたくさんのLEDを並べた照明の事で、たった1つの光源ではそう明るくはなく実際、掌サイズのLEDプロジェクターでは昼間はカーテンだけでなく雨戸やシャッターを閉めて真っ暗にした部屋でないと十分映像を認識できるほどの明るさで見る事はできず、映像を大きくしようとスクリーンや壁からプロジェクターを離すと更に映像は暗くなり見辛くなると言う欠点がありました。
その後登場したのがレーザーを光源に使ったプロジェクターで、今回紹介する「Nebula Cosmos Laser」は最新のALPD3.0を採用したレーザープロジェクターです。
アドバンスドレーザーディスプレイ3.0
今回紹介する「Nebula Cosmos Laser」にはALPD3.0と言うレーザー光源が採用されています。
このALPD3.0と言う方式を簡単に説明すると、赤と青のレーザー光源と青レーザーを白色に変えるフィルターを通した光源の3つを混ぜた上でまずレーザー光源を作り出し、その光源をDMD(デジタルミラーデバイス)と言う鏡の役目を果たす半導体を使い反射させた光をレンズを通してスクリーンに照射する事で、より鮮やかな色表現ができるレーザー光源です。
そしてレーザー光源とDMDを使ったプロジェクターの特徴として、レーザーポインターの光は遠く離れてもスクリーンや壁に浮かび上がるレーザーの点は小さく鮮明な事からも分かる通り、スクリーンとプロジェクターの距離を問わずスクリーンや壁に投影される映像がボヤけないと言う特徴がある他、DMDは半導体ミラーでレーザー光を反射するので反射しなければ黒は黒で表現されコントラストがよりハッキリするためより映像が鮮明になります。
また1枚の絵をレンズで大きくするのではなくレーザーの照射方向を変える事で壁に投影しますので、スクリーンや壁に対して斜めにおいても映像が歪んだりしないと言うのが特徴でこの「Nebula Cosmos Laser」ではスクリーンや壁を認識して自動で映像サイズを調整する他歪みも自動で補正する機能を持っている他、もし子ども達がプロジェクターの前を横切るのを検出した時は瞬時にレーザーの出力を弱めてレーザー光から目を保護する機能も搭載しています。
画質は4Kと1080P
そして今回紹介する「Nebula Cosmos Laser」には1080P画質と4Kタイプの2種類があり、どちらもスクリーンサイズは60〜150インチと同じで、光源のレーザーの明るさも2400ルーメンと同じです。
またOSにはAndroidTV10を採用しており、プライムビデオやNetflix、Disney+と言った映像のストリーミング再生にも対応している他、Chromecastもサポートしていますのでワイヤレス接続でのプレゼンテーションと言った用途にも利用可能です。
また将来的にはファームウェアのアップデートで3D映像の投影等にも対応する予定との事なので楽しみな所でもあります。
ドルビー対応でサウンドにも拘り
そしてまた「Nebula Cosmos Laser」はサウンドについても拘っており、10Wスピーカーを2台搭載してドルビーオーディオ再生に対応している他、4K画質の方は10Wのスレテオスピーカーに出力5Wのツイーターを2台更に搭載し5.1ch再生にも対応しており臨場感のある迫力あるサウンドを楽しむ事ができる様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/nbl/nebula-cosmos-laser-4k-the-most-compact-4k-laser-theater
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