PCBソケットやピンソケットから外付けのHDDやSSDにファイルを転送している際に運悪くケーブルが抜けてしまい、移動させていたファイルだけでなくそれ以外の外付けSSDの中にあったファイルまで消えてしまったり、HDDやSSDそのものを認識しなくなった、なんて経験をされた事はありませんか?
実際、こう言った事はよく起こり、ファイルの中身を転送している時であればまだセーフなのですがMBT(Master Boot Record)と言うディスク上のどこにどう言ったファイルが格納されているのかを示す地図の様な、住所録の様なものを書き換えている最中に電源が切れてとまってしまいますとひょっとすると元あった情報(他のファイルの場所情報)も消えてしまう事もありますし、壊れてしまう事もあります。
そしてそうなると素人ではどうする事もできません。
そこで今回は、そう言ったケーブルが抜けてSSDを壊した経験があると言う方の為に安全装置のついたSSDケース「DOCKCASE」をご紹介致します、
2種4サイズのメモリーを使用可能
今回紹介する外付けSSDケース「DOCKCASE」ではM.2インタフェース規格と呼ばれるSSDが内蔵できるのですが、これにはPCIeとSATAと言う2つの規格があり、どちらのタイプも存在するのがB&M Keyと言う接続コネクタ部分に2ヶ所切り欠きが入っているタイプのSSDで、この他にこの「DOCKCASE」ではM Keyと呼ばれる切り欠き1ヶ所のSSDを搭載する事ができます。
そしてここで気を付けないといけないのは、「DOCKCASE」はUSB3.2Gen2規格に対応しており、最大10Gbpsでの通信が可能なのですが、SATA規格のSSDを選ぶと転送スピードはSATAでは6Gbpsが最大なのでそれ以下のスピードでしかファイル転送出来ません。
ですから新しいM.2 SSDを購入してこの「DOCKCASE」を使うのであれば、M Keyの2280サイズを選ぶのがコスパ的にもベストですし、スピードや快適性を求めるのであればPCIe 4.0規格に対応したNVMe SSDを選ぶとファイルの転送スピードの遅さにイラッとする様な事はありません。
またSSDサイズは2280サイズの他に2280、2242、2230と言ったサイズのSSDも搭載可能ですので、壊れたPCから抜いたSSDを「DOCKCASE」を使って再利用すると言った使い方もでき、SSDはドライバー1本で簡単に交換できますので用途に合わせてSSDを入れ替えて利用すると言った使い方も可能です。
ケーブルが抜けても安心なPLP搭載
そして今回紹介するSSDケース「DOCKCASE」の目玉機能はPLP(Power Loss Protection)と言う電源が落ちた時の保護機能です。
USB-CケーブルはUSB-Aとは違いスッとコネクタに入っていく分、抜けるのもUSB-Aコネクタに比べて軽い力で抜けるため、例えばコネクタにちょっと手がちょっと当たったと言う様な振動でも接触不良を起こしたり抜けたりする事がよくあります。
ただそうなると、ファイルをSSDに移動させている場合、コピーならまだコピー元のドライブにファイルは確実に残っていますが、移動だと最悪どちらのファイルも消えてしまうと言う様な事も起こり得ますから、そうなると最悪です。
ですからこの「DOCKCASE」ではキャパシタ(コンデンサ)と言う電気をためる電子部品を内蔵しており、このキャパシタによって万が一ケーブルが外れたとしても5秒ないし10秒、電源をこのキャパシタから供給できる様になっていますので、「DOCKCASE」内のバッファにたまっている分のファイルは安全に「DOCKCASE」の中のSSDに記録される様になっています。
そしてもちファイル転送中にケーブルが抜けてしまい、転送したファイルサイズが元のファイルより小さければ再度転送してやればよく、最悪のファイル破損、もっと最悪のSSD破損を防ぎます。
診断機能付き
またこの「DOCKCASE」には1.33インチのIPS液晶を搭載しており、ここに各種SSDに関するSSDの残り残量であったりと言った情報を常に表示しておく事ができるのですが、この「DOCKCASE」の便利な所はPCレスでSSDの診断ができ、SSDと言えども寿命がありますから寿命を知る事で早めに対処し、ファイルの消失等を防ぐ事ができます。
また最大2TByteまでのSSDを搭載できSSDのフォーマットやパテーシンを切ったりと言った操作もこの「DOCKCASE」で出来るのが便利なところで、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/767329947/dockcase-worlds-safest-m2-nvme-smart-ssd-enclosure
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