スマートグラスの先駆けである”Google Glass”がこの世に登場したのが2013年で、2015年まで一般向けの発売が続けられましたが日本での発売はなく、その後は法人向けのBtoB製品として供給され私達日本人が正式に手にする事はなく終わっています。
ただその後、ヘッドアップディスプレイと言う様なジャンルでヘルメットと融合したものや、メガネに取り付けるタイプのもの等が出て来ていますが、何せ視界を遮らない様に小さな0.5インチ程度の反射ディスプレイですので表示させる事のできる情報量も少なく、テキストや記号を表示するのが精一杯で、とても相手とビデオ通話する様なレベルのものはありません。
ただスマートグラスは自動車やバイク、そして自転車等の移動の際のナビゲーションとしては目の前に情報を表示してくれて目線の移動がないので周囲から視線を反らさなくても良いので安全でとても便利です。
そこで今回は、ディスプレイの照射方法を変える事で動画も表示する事のできるスマートグラス「Norm Glasses」をご紹介いたします。
基本スペック
ではまず最初に「Norm Glasses」の基本スペックですが、これは一般的なスマートグラスと同等です。
800万画素のカメラを内蔵し、静止画と動画を撮影できる他、スマートフォンと連携して「Norm Glasses」内蔵のスピーカーやマイクでハンズフリー通話ができる他、音声認識エンジンも利用する事ができ、連続使用時間は4〜5時間となります。
動画の試聴が可能なヘッドアップディスプレイ
そしてこの「Norm Glasses」の一番の目玉は動画をサングラスのレンズに投影して動画を視聴する事ができる事です。
この「Norm Glasses」には小さなプロジェクターが内蔵されており、色のついたサングラスのレンズの内側に映像を投影する事で動画の視聴を実現しています。
では今までそう言うスマートグラスがなかったのかと言いますと、サングラスの様な色付きのレンズにするとレンズを通して見た風景の色合いが変わるだけでなく、輝度が下がるので周囲が暗い状況では足下も見辛くなる為にリリースされなかったのでしょう。
ですからこの「Norm Glasses」も夜間に使うと周囲が見辛くなるかもしれませんので車の運転等をされる方は要注意です。
また他のスマートグラスも同様なのですが、動作には必ずスマートフォンが必要と言う事は忘れてはいけません。スマートグラスはこの「Norm Glasses」もそうなのですが、スマートウォッチの様に単体で動作するのではなく、あくまでもスマートフォンの補助表示ガジェット、補助操作ガジェット的な位置づけとなっていますので、必ずスマートフォンと一緒に持ち歩く必要がありますので、もしそれでも使ってみたいと言う方は、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1082773153/norm-glasses
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