M1 ProやM1 Maxチップを搭載したMacBook Proにおいて、Macユーザーが熱望していたMagSafeがようやく復活しましたが、やはりUSB-CケーブルをダイレクトにUSB-Cポートに差し込んでいるのと、MagSafeアダプタを付けているのとでは精神的にも、いつ引っ掛けても大丈夫と言う訳ではないのですが、引っ掛けたとしてもMacBookの損傷がほぼ無に等しいと言うのが安心感のある所です。
ただそれまでのUSB-CタイプのMacBook ProやMacBook Airを使っている場合、残念ながらAppleのMagSafeの恩恵には預かれない訳で、今回はそう言った方々に安心感と便利さをもたらしてくれるUSB-Cマグネットアダプタ「Essager」をご紹介致します。
USB-C PD100W充電対応
USB-Cのマグネットアダプタは既に世の中にたくさんの種類がありますが、全てのマグネットコネクタがUSB-C PD(Power Deliver)やUSB−C PD100W充電に対応している訳ではありません。
例えばスマートフォンを急速充電しているとスマートフォンが発熱して熱くなりますが、それと同じでマグネットアダプタ(コネクタ)も大量の電気を流すと発熱し、その熱によってアダプタに使われている樹脂パーツが溶けたり、IC等が熱で壊されたりと言った事が起こります。
ですから磁気接点には導通性に優れた金メッキされた接点をを使う事で、接点の電気抵抗を減らし発熱を抑えているのですが、接点の太さと言うか大きさも重要で、大電流を流すのであれば小さな接点よりも大きな接点の方がこちらも発熱量が減りますし、発熱する事により更に電気抵抗が増え更に加熱するので、接点は太い方が良いのですが、素人には商品写真を見ただけでは判断不可能です。
ですがこの「Essager」は、実際に通電時の様子も公開し、80W程度は実際に数値からも流れているのが分かるので、100Wで充電できる事は確かです。
そしてまた、コネクタがL型であると言うのもポイントが高い所で、L型はマシンに沿わせて配線が出来るので、ストレートコネクタの様に横にケーブルが伸びる訳ではなく、横に伸びていると誰かがデスクの横を通った際に引っ掛けるリスクは高いのですが、ケーブルを手前か奥に向かって落とせるので安全です。
USB3.2Gen2にて20Gbps通信
次にUSB-C PD100Wで充電できたとしても、それは充電性能、給電性能で、様々な規格が相乗りしているUSB-Cコネクタでは最速で通信できるのか、それは保障されていません。
実際にはThunderbolt3やThunderbolt4での通信が可能と言う様な趣旨の説明が商品説明に入っていれば40Gbps通信が可能ですし、今回紹介している「Essager」ではUSB規格はUSB3.2Gen2x2のですので、その最高スピードは20Gbpsになるのですが、今の所このUSB3.2Gen2x2に対応した商品と言うのは少なく、高速転送が求められる外付けSSD等もUSB3.2 Gen2で10Gbpsでの通信か、その上のThunderbolt3での転送をサポートしているものが殆どなので、今後USB3.2Gen2x2に対応したものが出て来るのが楽しみです。
4k@60Hz出力
またUSB-CコネクタがついたモニターであればPCとUSB-Cモニターに接続する事で、映像もUSB−C経由でモニターに映し出す事ができると言うのはMacBookをはじめUSB-Cコネクタを装備したPCを使っておられる方であれば周知の事実です。
ですがが、これもマグネットコネクタになるとマルチハブを1つ媒介させているのと変わりませんので、マグネットコネクタに映像出力用のコントローラーが搭載されていませんと、映像出力は実はできませんが、この磁気アダプタ「Essager」は、そこもしっかりとサポートし、最大4k@60Hzでの映像出力が可能です。
またUSB-CマルチハブとPCとの接続にこのケーブルを使うと言う利用の仕方も出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1968059841/essager-100w-type-c-magnetic-adapter-for-your-device
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