EDC(EveryDayCarry)ツール、マルチツールは、いわゆるいくつのも機能がついた多機能ツールですが、実際のところカード型のマルチツールは機能はいっぱい書いてありますが、使うと言えばカットする機能とネジを回す機能、あとは定規として使う程度で、ナットを回すなんて日常の生活ではあまりありませんし、瓶の王冠を開けると言うのも、私たち日本人の生活においてはそもそも王冠のついたものって瓶ビールの蓋くらいしか残っていませんので、瓶ビールを飲まないのであれば不要です。
またよくあるのが自転車のメンテナンスが可能な様にスポークの長さを調整できる機能があったりするものもあるのですが、そもそもタイヤのリムが変形しているからとスポークを調整して真っ直ぐにするなんて、自転車競技をやっておられる方くらいで普通の方はしません。
ではどう言った機能があれば、使える、便利なEDCツールなのか、今回はハイキングやトレッキングによく行かれる方で、そう言った山奥で何かアクシデントがあった時に使える機能が搭載されたEDCツール(ペン)「Multak」をご紹介致します。
ボールペンやカッター、ドライバーは機能は便利
今回紹介するEDCペン「Multak」は、ねじ込み式の先端ツールを交換する事で、ボールペン、プラスドライバー、マイナスドライバー、そしてナイフへと変身させる事ができます。
どの機能も日常的に使う機能で、ペン型と言うフォルムと合わせてもボールペンはちょっとペンそのものが重いかもしれませんが、そのまま普通のボールペンと同じ様に握って欠けますし、プラスドライバーにしてもマイナスドライバーにしても柄が円筒形のペン型なので、回すのも普通の指先でクルクルと回せますし、硬くしまったネジなどもペンの柄を握り力を入れて回す事ができますので、普通のドライバーと同じ様に使えます。
更にナイフは替え刃式でないのが少し残念なものの、ナイフ機能を使う事が多い方であればキャップして安全に持ち歩く事ができますのでケガをしたりと言う事もありません。
アウトドアでは
次にアウトドア、特にハイキングやトレッキングで便利なのは笛です。
今まで相当な数のEDCツールを見て来ましたが、笛の様な機能を持ったものはほぼほぼ存在しませんでした。
ですがよく考えると、例えば仲間とはぐれたり、道を見失った時に大声を出して叫んだとしても、その声の到達距離ってしれていますし、あまり大声で何時間も叫んでいると喉がかれて来て、その間に声すら出せなくなってしまいますから、そう言う意味で、息を吹くだけで大声よりも遠くまで音を響き渡らせる事ができる笛がついていると言うのは目の付け所が良いと言えますし、声だと会話なのか助けを求めているのか聞き辛く判断し辛かったりしますが、笛だと何かアクシデントが起こり、助けを求めているのだと言う事が、何も言わなくても分かりますので、笛をツールの中に収めたと言うのはなかなかポイントの高い所です。
またLEDライトは電池で最大5時間連続点灯させる事ができる他、SOSモードは、LEDを点滅させる事でSOS信号を送るモードですのでモールス信号を知らなくても光で助けを求める事ができますし、コンパスは、スマートフォンにアプリにコンパス機能があるのであまり必要性はないかと思えますが、スマートフォンのバッテリーを節約したい、でもどの方向に進んでいるのか分からないと言った時は電力を消費しないコンパスと言うのは有難いのではないでしょうか?
ガラスブレーカー
また「Multak」の頭(お尻)はガラスブレーカーとして使える様に先端の尖ったタングステン鋼が埋め込まれています。
ガラスブレーカーと言うのは自動車のフロントガラスやサイドガラスと言った強化ガラスを割る事のできる唯一の粉砕ガジェットで、強化ガラスはいくら金槌で思いっきり叩こうが蹴ろうか、拳や肘で殴ろうが割れませんが、一点にパワーを集めて衝撃を与えると意図も簡単に粉々に砕け散るのが強化ガラスの特徴で、車によく乗られる方は1本、グローブボックスに入れておいたりサンシェードに挟んでおくと、いざ車に閉じ込められて脱出しなければならないと言う時に大いに役立ちますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/multak/multak-the-10-in-1-multi-functional-edc-tool-pen
この記事へのコメントはありません。