よくやく季節も良くなり山へハイキングやトレッキングに出かけると言う方も多くなっていますが、そんな山へハイキングやトレッキングに出かけた時に天気が悪くて寒すぎて、休憩の時に暖かい飲み物を飲みたいと思った事ってありませんか?
例えば山頂に到着して淹れ立てのコーヒーや紅茶を飲むとホッとしますが、その為だけに湯を沸かすための携帯用のガスコンロや燃料(ホワイトガソリン)を使ったコンロを持ち歩くのは重い上に嵩張りますし、それにプラスして湯を沸かす為の鍋や容器、そして水を入れたペットボトルなど結構な荷物になってしまうのですが、こう言う道具や材料を持ち歩いていたお陰で道に迷ったりした時に暖を取る事ができて一命を取り留めたと言う話も聞きます。
そう言う時に火も電気も使わないソーラークッカー「GoSun Go」を今回は紹介致します。
このソーラークッカーと言う調理器具、発熱器具は昔からあり、原理として太陽の光を虫眼鏡で集めて黒い紙を焼くと言うのと同じで、リフレクターと呼ばれる反射板を使って太陽の光を反射して一点に集め、その太陽の光が集まる部分にプライパンや鍋やヤカンと言ったものを据え付けて使用するのですが、この太陽のエネルギーと言うのは侮れなく、ソーラークッカーの中にはフライパンの上に卵を割ってセットするとわずか3〜4分で目玉焼きが作れたり、揚げ物だってできるくらいまで温度を上げる事ができる様なソーラークッカーもあるくらいソーラークッカーと言うのは素晴らしい調理器具なのです。
それはこの「GoSun Go」も同じで、この「GoSun Go」の構造としては1本の黒く塗られたガラス製の円筒形の筒の周りに太陽光を反射するリフレクターが円筒形の筒を取り囲むように貼られており、パッとジッパーを開いて太陽の方に向けて角度をつけて置くだけで調理に使えると言う簡単さ、便利さがあります。
通常、ソーラークッカーの場合は移動する太陽に向かって常にリフレクターを角度を変えてやらないと効率良く太陽の光を集められないのですが(虫メガネで黒い紙を焼く時も、虫メガネで集めた光が小さな丸い点になる様にレンズの向きを調整した方がより早く紙は燃えますが、それと同じです)、この「GoSun Go」のリフレクターは太陽が移動して多少角度が変わっても効率よく中心の加熱用のガラスの筒に太陽光を集める様に角度がつけられていますので誰もが簡単に使用する事ができます。
ですので、この「GoSun Go」ではたった30分で400mLの水を沸騰させる事ができるのです。これは気温が低かろうが(雪が降っている様な状況下でも同じです)、曇っていようが(薄曇り)、変わりません。
その秘密はガラス製の筒にあります。このガラス製の筒は2重構造になっており、ガラスの筒の中にもう1つ筒が入っており、そのガラスの筒と筒の間は真空になっていて魔法瓶の様に熱を伝達しない構造になっているのです。ですから寒い場所でも外低い空気に晒されて容器そのものの熱を奪い去って冷えると言う事がないので、この「GoSun Go」は寒い場所でも平気なのです。更に中の筒に塗られた塗料、これにも秘密があります。この塗料は単に黒い色をした塗料と言うわけではなく、赤外線の他に紫外線やその他太陽から放出されるあらゆる光を吸収する様な塗料が使われていますので、多少曇っていて赤外線が届かなくても雲を突き抜けて降り注ぐ紫外線等々でも発熱させる事ができる様になっているのです。
またこの「GoSun Go」にはガラス製の筒の中に収まる専用の金属製のトレイが付属していますので、水を湧かす以外にも、蒸す、焼く、ローストすると言った調理にも使えますので、例えば山菜を採ってその場で蒸したり焼いたりして食べると言った事もできる上に、火を使わないので山火事を起こすと言う心配をする事もありません。
そしてこの「GoSun Go」は重さはたった1kgしかなくハイキングやトレッキングに携行するに便利ですし、しかもエネルギー源は太陽ですからとりあえず太陽さえあればどこででも調理することができますので、何か災害に合った時でも温かい物を調理して食べる事ができますので、非常用の調理器具として1台持っているのも良いですよね。
もしこの「GoSun Go」に興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/707808908/gosun-go-boil-water-cook-meals-go-anywhere
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