アタッチメントを変える事で電動ドライバーにもなればインパクトドライバーにもなったり、チェーンソーやサンダー、ジクソーへと変わるマルチ電動工具があるのですが、1つ1つ単機能な電動工具と比較して最大のメリットは収納スペースが小さくて済むことと、持ち運ぶのに大きな工具箱の様なものを必要としない事です。
ただ1つ気を付けないといけないのはバッテリー電圧で、バッテリー電圧の低いものはトルクが出ませんので、電動ドライバーやインパクトであれば、硬い木にビス打ちすると言った場合にネジがしっかりと入らないままドライバーそのものが止まってしまったりする所です。
ですが今回紹介するマルチ電動ドライバー「Canlidi」は比較的高電圧の21Vバッテリーを使ったマルチ工具になります。
ドリル系
今回紹介する「Canlidi」には6つのアタッチメントが付属しており、まずドリル系としてドリルチャックを備えたドリルアダプターが付属しています。
ドリルはインパクトとは違いビットと呼ばれる先端ツールをドリルチャックで挟み込みますので、ビットの直径が違っても装着できるだけでなく、トルクを変える事ができますので、インパクトを使って板にビスを打った際に回し過ぎるとビスがめり込んだりする事がありますが、トルクが変えられるドリルはトルクを変える事でそう言っためり込みを防止したり器具を壊したりと言うアクシデント避ける事ができます。
またこの「Canlidi」に付属するドリルはトルクは35段階と非常に細かく設定できる他、スピードもボタンの押込み具合で変える事ができます。
次にこの「Canlidi」に付属するアタッチメントの中で最も魅力的なのがハンマードリルです。
ハンマードリルはコンクリートの様な硬い素材に穴を開ける際に最も威力を発揮するドリルで、ドリルは回転しながら素材を削り穴を開けますが、ハンマードリルはドリルを前後に動かしつつ回転させて穴を開けて行きますので、言うなれば叩きながわ回して穴を削って行きますので、叩いて砕き、そして回転させて穴の先端を掘り進むと言った感じになるので、石などにも簡単に穴を開ける事ができますし、サイディングの壁などに穴を開けると言った作業にも適しています。
そしてドリル系としてはもう1つ、車のホイールのナットを外すくらいインパクトアダプターが付属しており、タイヤ交換などの際にきつく締められたナットを緩めるのに非常に役立ちますし、これがあると自分でタイヤ交換される場合非常に楽ができるだけでなく、インパクと昇降できるパンダジャッキなどを併用して使えば作業がとても楽になります。
切断系
次に切断系、カット系としてはまずサンダーアダプターが付属しています。
サンダーがあると金属素材なども簡単にカットできますので、DIYの幅が広がりますし、サンダーの刃を替えれば金属だけでなく石やレンガと言ったものもカットできるので、庭の模様替えをしたりする際などにも便利です。
更にチェーンソーアダプターが付属していますので、庭木の剪定をしたりと言った場合に、普通のレシプロソーで生木を切ると刃が木に噛んでしまってなかなかカットできませんが、チェーンソーならそう言った事がなく楽に作業ができますし、枯れ枝なども細かくカットしてゴミとして出す事ができますので、チェーンソーもあると便利なアタッチメントです。
洗浄系
そして最後に紹介するのが高圧洗浄ノズルで、最大90Barの圧力を加えて水を噴射しますので、こびりついた汚れ等を除去したりするのはもちろん、高圧で水を噴射する事で少ない量の水で汚れを落とす事ができますので、結果的に水量の節約になり節水にもなります。
ただこの洗浄ノズルは水を吸い上げると言った機能はなく、蛇口に直結したホースをこの「Canlidi」に接続しなければらず水道のない場所で洗うと言った作業はできませんので、この電動工具の詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1212872676/canlidi-the-only-multi-tool-with-water-spray-kit
この記事へのコメントはありません。