寝袋(シェラフ)にはマミー型と封筒型の2種類があり、冬キャンプにおいては寝袋が身体に密着するマミー型が断然オススメで、更に寝袋に使われる素材としては化繊とダウンの2種類があるのですが、もちろん限界使用温度の高いダウンの方がオススメで、中には-40℃と言う極寒の寒さに耐えられる寝袋もあります。
ただ化繊のシェラフは洗濯機で洗えますが、ダウン素材のシェラフは手洗いしか出来ませんで、洗濯が面倒と言うデメリットがある他、気温が低いとテント内の結露もすごいので、使用後は乾燥させるなどの処置をしておかないと次に使用する際にその保温力の高さを発揮する事はでいなかったりと扱いも大変です。
そこで今回は、ダウン素材と同じ使用限界温度-40℃の性能を持つエアロゲルと言う素材を使った寝袋「Aerogel Sleeping Bag」をご紹介致します。
エアロゲルって?
エアロゲルと言うのはゲル状の素材の中に空気を閉じ込めた素材で、言うなればエアクッションの外側の樹脂がゲル素材の様なもので、NASAが断熱材として宇宙服の内側に組み込んで実用化したと言う実績を持つ素材になります。
つまりゲルシートの中に空気の層を作る事で熱交換を悪くし断熱効果を上げているのですが、たった厚み1mmのエアロゲルシートが、厚み30mmのダウンの詰まったシートと同じだけの断熱性能を持っているのですから非常に驚きで、実際に「Aerogel Sleeping Bag」は4層構造になっているのですが、その生地の厚みは10mmにも満たず、同等の限界使用温度を性能を持つダウンシェラフと比較すると重さはそんなに差はないのですが、巻き取った時の厚みはとても薄く、道具を背負って行くキャンプやトレイル等では嵩張らないので非常にオススメです。
10,000mm防水
次にこの「Aerogel Sleeping Bag」は表生地と裏生地に20D400Tナイロン生地を使っています。
この生地はダウンシェラフでは最近よく使われている生地で、生地そのものが防水性を持っているので再防水の必要性と言った様なものは必要ありません。
更に吸放湿性は優れているのでエアロゲルと一緒に内生地として使われているSORONA バイオフリース生地によって身体から放出された汗はバイオフリーズによって吸収されますので、寝袋内は常にドライな状態に保たれ汗をかく事で逆に身体が冷えてしまうと言う事を防いでいます。
更にこの「Aerogel Sleeping Bag」は10,000mmと言う非常に高い防水性を持っていますので直接、雪の中に直接寝袋を敷いて寝る事も出来ます。
更にー40℃と言う使用限界温度を持つシェラフは従来ですとダウンシェラフしかなく洗濯が手洗いするしかなかったのですが、この寝袋「Aerogel Sleeping Bag」は何と洗濯機で洗えると言う非常に嬉しい仕様となっています。
エアロゲルを使った布団
そして今回、寝袋に使われた厚み1mmのエアロゲルシートを断熱材として使用した”AeroQuilt”と言う布団、上掛けも同時にリリースしています。
この”AeroQuilt”も同じエアロゲルシートを使っていると言う事で、室温がもしマイナス1ケタ台だったとしても、この布団1枚で気持ち良く寝る事ができます。
またこの”AeroQuilt”は2.2m×2mとキングサイズのベッドで使えるくらいサイズが大きいですので、寝袋のカラーラインアップと合わせて”AeroQuilt”のカラーラインアップや性能は下記URLにてご確認ください。
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