Bluetoothタグ(スマートタグ)はスマートフォンとペアリングしておく事でBluetooth電波が切れるとアラートを出して置き忘れている、盗まれた事をスマートフォンに通知する他、Bluetoothタグを取り付けた持ち物が見つからない時、Bluetoothタグとスマートフォンが通信できる距離内にいる場合、誘導して見つける手伝いをしてくれる紛失防止的な役割を持つデバイスです。
そんなApple純正のスマートタグAirTagを目立たずに自転車に取り付けて見つける手助けをしてくれるマウントキット「Maco Trace」を今回はご紹介致します。
AirTagは最強のスマートタグ
さて、AppleのAirTagが登場する以前では”Tile”と言うBluetoothタグが圧倒的なシェアを持っており、”Tile”アプリをインストールしているスマートフォンを持っている方が、紛失した”Tile”タグの電波を拾う事で、もう見つからないと諦めていた持ち物の在処を通知すると言う素晴らしい機能を持っています。
そしてAirTagにも同様の機能があるのですが、”Tile”と決定的に違うのはiPhoneを持っている方がAirTagの側にいれば紛失したAirTagの場所を”探す”アプリを通じて知らせてくれると言う点です。
つまり”Tile”は”Tile”タグを使っているユーザーの方々の相互補助によって紛失してしまった”Tile”タグを見つける事ができますが、AirTagはAirTagを使っていない方のiOS14以降のOSを搭載したiPhoneがAirTagの電波が届く距離内にいれば、全く知らない方のiPhoneを通じて正確な場所を通知してくれるのです。
しかも日本におけるiPhoneのシェアは70%以上ありますので見つけやすさ、見つかりやすさはケタ違いです。
実際、スマホを持たない子どもが遊びに行く際にバッグに”AirTag”を入れて遊びに行かせたところ、子どもの行動に合わせてAirTagが移動して行くのが”探す”アプリに反映されていたので、よくショッピングセンター等で迷子になるお子さんに持たせておくと安心です。
AirTagはコスパ的にも盗難対策に有利
そしてAirTagは、”紛失”設定をすればAirTagの電波を受信したiPhone上に連絡先を表示する機能を持っていますが、”紛失”設定をしなければ、ステルス状態で他人のiPhoneを通じて居場所を通知してくれますので、GPSタグの様に毎月の通信料は不要な上、バッテリーも1年弱は持ちバッテリー切れで追跡できないと言う様な事故も余程、タイミングや運が悪くなければ発生する事はありませんので、コスパ的にもこれ以上安価にかつ確実に探し出せるスマートタグは存在しないと言っても良いくらいです。
実際のところ、バイクや車に乗せておいた友人からたまたま盗難に合った際に無事に見つける事が出来たと言う事を聞かされた時にはやはり最強だなと言う事を確信しました。
リフレクターに見せかてフェイクするホルダー
ただAirTagが見つかると当然、バッテリーを抜かれたり、壊されたり、捨てられたりして追跡できない様にされてしまいます。
そこでこの「Maco Trace」では実にうまくサドルのポールに取り付けるリフレクターに見せかける事でうまくAirTagを隠してAirTagを見つけさせない様にしているのがポイントです。
実際この「Maco Trace」の様に自転車にAirTagを固定する為のホルダーは何種類も既に市販化されているのですが、どれもAirTagのAppleのリンゴマークを見せつけるかの様な加工が施されており、AppleユーザーであればほぼそれがAirTagが入っているなと分かる様になっていますので、ハッキリ言って防犯性と言う側面からするとかなり抜けていると言わざるをえません。
ですがこの「Maco Trace」は、まさかこの中にAirTagが仕込まれているなんて事を想像できない様によくある後付のリフレクター(反射板)に見せているのが特徴ですので、高価な愛車を公共施設の駐輪場に駐輪しても少しは安心していられますし、またAirTagの特性を生かして”どこに駐輪したのか忘れてしまった”なんて時も”探す”アプリですぐに自転車を探し出す事ができたりもしますので、もし愛車の盗難対策を考えておられる方で興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/three1design/maco-trace-stealth-airtag-bike-mount
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