プロッターと言うもをお聞きなった事はあるでしょうか?プロッターと言うとちょっと年配の人であれば、ペンで図面を描かせる機械を思い出される方も多いかと思います。そんなプロッターのヘッド部分に刃を取り付けて切断加工できる様にしたのがカッティングプロッターで、カッティングプロッターも随分前から安いホビー向けマシンが出ており、持っておられる方も多いと思いますが、カッティングプロッターと言うと、フィルムシートをカットしてステッカーを作ったり、アイロンシートでアイロンプリントをしたり、クラフト紙やケント紙をくり抜いて可愛いPOPを作ったり、ブラスト用の台紙を作ったりと、ペンと刃を入れ替える事によりお絵かきもカッティングをができるのがカッティングプロッタです。
そんなカッティングプロッターですが、ホビー機ではやはりヘッドの押さえつけの圧力が弱いので、厚紙以上のものは切ったりできません。ですが、この「KNK Force」は何と、木材やプラ板までカットできるカッティングプロッタ-なのです。
このプロッターの特徴は何と言っても押しつけ圧力が8.8 lbs(約4kg)もある事です。従来はヘッド部分にはソレノイドを使って、刃を下ろすか上げる、この2つの動作しかできませんでしたが「KNK Force」はモーターを使ってヘッド部分を上下させており、刃に加わる力を微細にコントロールする事ができるので、プラ板や薄いベニア板くらいならカッティングする事ができます(刃もそれ用のものを取付なければいけませんが)。
次に特徴的なのがダブルヘッドになっており、ペンと刃、2本の色の違うペン、材質の違う刃を2種類と、それぞれのヘッド部分に取り付ける事ができます。これにより今までは例えばペンで描かせてから刃に取り替えてカットしていた様な物が、ペンと刃の両方をセットする事により1回のセットでやり終えてくれますので、時間短縮にもなります。
また他のプリンターで出力したものをカッティングする場合は+字のマーカーを印刷しておけば、ヘッド部分のカメラがマーカーを自動で検出してくれて位置補正してカッティングしてくれる優れものです。
ちなみに「KNK Force」に入れられる材料の大きさは381mm×495mmです。
そしてヘッドの部分にリューターのホルダーを取り付ければ何と!!CNCマシンに早変わり!!彫刻だってできちゃいますしPCBプリント基板だってその気になれば加工したりする事ができますよ。
本体とPCとの接続はLANかWiFiになり、専用ソフトでカッティングする事になるのですが、イラストレーター用のプラグインもリリースされますので、イラレで描いたものもそのままカットできますので
今まで作り上げた資産を無駄にする事なく利用する事もできますよ。
その他詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/klic-n-kut/knk-force-the-first-dual-head-plotter-with-a-true
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