耳は一度聞こえ辛くなって来ると再び聞こえる様になる事はなく次第に聞き辛くなって行きますし、耳の聴き取り辛さは加齢だけではなく、例えば重機などが動いていて大きな騒音のする工事現場であるとか、工場、音楽スタジオなど常に大きな音を聞いていればいるほど耳の機能は劣化して行き、相手の話声が小さく感じて聞き取り辛くなって行きます。
ただこれが加齢で聞き取り辛くなったのであれば聞き直しても相手も耳が聞こえ辛いのだなと思って言い直してくれますが、若くして耳が聞こえ辛くなって聞き返すとなると、聞いている方も恥ずかしくて聞こえなかったらもう1度言ってと何度も言えませんし、かと言って補聴器と分かる様なものをつけるのも抵抗があります。
そこで今回は、ワイヤレスイヤホンに補聴機能をつけた「HEAR Smart Earbuds」をご紹介致します。
補聴器
今回紹介する「HEAR Smart Earbuds」は、HFA-FOG:40dBの補聴器なのですが、一般的な補聴器はマイクで拾った音を全て増幅してしまいますが、この「HEAR Smart Earbuds」は一般的な補聴器とは違いノイズキャンセラーを搭載しているのが特徴で、周囲のノイズを消して人の声だけを増幅しますので、相手がボソボソと話す方であってもよく聞こえ、そしてしっかりと会話をする事ができます。
そしてこの「HEAR Smart Earbuds」が他の同じ様なノイズキャンセラーを搭載した補聴器と大きく違うのは、スマートフォンを使ってノイズキャンセリングのモードを変える事ができる所で、予め設定されているのは自宅、オフィス、道、カフェ、空港と言った場所によって発生する特異的なノイズを積極的に取り除くモードが設けてあり、ワンタップでモードを切り替える事ができます。
また、ノイズを除去するだけではなく、ボイスモード、マスクモードなど、相手の声が小さかったり、マスクをされていて聞き取り辛かったりする場合に人の声をより増幅して聴き取り易くすると言うモードも設けられており、この他にもスマートフォンのアプリの扱いに慣れている方であればイコライザーを使って聞こえる音を調整する事もできます。
更に指向性の調整も可能で、周囲で話している方の声全てを増幅するのか、それとも目の前にいる方の声だけを増幅するのかと言う事も選ぶ事ができます。
ワイヤレスイヤホン
次にこの「HEAR Smart Earbuds」には補聴器としての機能の他にBluetoothワイヤレスイヤホンとしての機能も持っており、音楽を聴いたり通話をしたりと言った事ができます。
また音楽プロファイルとしてSBCの他にiPhoneで使われているAACをサポートしておりiPhoneとはより高音質で楽曲を楽しむ事ができますし、ノイズキャンセリングは補聴器だけでなくBluetoothイヤホンとして使っている際にも機能し、1度の充電で最大9時間連続使用できるのも魅力的な所で、補聴器の機能だけでしたら最大12時間の連続使用が可能です。
ワイヤレス マイク トランスミッター
そしてこの「HEAR Smart Earbuds」にはオプションとしてBluetoothトランスミッターがラインアップされており、Bluetoothトランスミッターをオーディオケーブルでテレビなどに接続する事でテレビの音声をダイレクトに「HEAR Smart Earbuds」に伝送してくれますので、耳が遠くなって補聴器をつけてもテレビの音声が聞こえ辛く、テレビの音声を大きくするので困っていると言う様な方はトランスミッターを一緒に贈るとテレビの音声の大きさ問題から解放されます。
更にトランスミッターにはマイクが内蔵されおり、マイクモードにして使う事でトランスミッター自らが周囲の音を拾ってダイレクトにワイヤレスイヤホンに伝えますので、目の前にいる方とは会話できても、少し離れると補聴器では相手の声が聞こえ辛くて話が通じないと言った場合にこのトランスミッターを使えば相手に近づかなくても会話する事ができ便利ですので、もし耳が聞こえ辛くなっていて困っておられ興味を持たれた方は、詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/xround/2-in-1-smart-hearing-aid-and-bluetooth-earbud
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