”筆洗い”と言えば、小学生の頃に図工の時間で使った黄色いバケツを思い起こしますが、この黄色のバケツは3つないし4つのエリアに分かれており、基本的には最初の絵の具を落とす水、絵の具がある程度落ちて来たら洗う水、そして仕上げに洗う水などと分けて使っていましたが、時々筆の毛の中に洗い落とし切れなかった絵の具が残っていて、塗ってしまって失敗したなんて経験はないでしょうか?
これはまぁ、ある程度は仕方ないと言えば仕方なく、水の中で筆を振っても振り方が甘いと筆の毛に含まれた絵の具が流れ出て行かないと言う事はよくありますし、筆先の毛に関してもしっかりと水切りをしませんと絵の具を含んだ水が残っていたりします。
ですから、よく洗い、そしてよく絞ると言うのは基本ですが、たいていの方はバケツの中で筆を振って、バケツの縁で筆の含まれて水分をこそぎ落としてと言うのが多く、これでは色が残るのは仕方ありません。
そこで今回は、しっかりと筆を洗う事ができる、筆洗いのイノベーションとでも言うべき「Game Envy」をご紹介致します。
スクラッビー
今回紹介する筆洗い「Game Envy」は、まずシリコン製の折り畳み式のバケツを中心に3つのアイテムで構成されており、まずバケツと言うよりはコップですが、これは100円均一ショップなどでもよく見かけるシリコン製の折り畳めるカップになっているのですが、一般的なコップと違いのは底部に滑り止めがついている事で、筆を振って洗っている際にコップの縁に当たってもコップが転けて水がこぼれ落ちない様になっています。
そしてこの筆洗いのキモととなるのがシリコン製の”スクラッビー”と言う剣山の様な形状をした置物で、このスクラッビーに筆を擦りつけて洗う事で毛の根元の方まで入り込んだ絵の具をしっかりと洗い流す事ができる様になっています。
またスクラッビーがシリコンで作られたいるのもポイントで、樹脂とは違いシリコンは撥水性も合わせ持っていますので、スクラッビーを洗う際にも流水で簡単に絵の具を荒い流せメンテナンスがコップ同様楽になっています。
ブラシストレートリング
次に紹介するはブラシストレーリングと言う、カップの縁に設けられた切り込みで、この切り込みはただ水を捨てたりする際に水が流しやすい様になっている訳ではなく、ブラシの先端をこのスリットに差し込みブラシを引く事でブラシに含まれた水分をしっかりと絞る為に利用する様になっていると同時にブラシの毛も整える事ができます。
またカップの縁の波状の溝も、ブラシをコップの上に置いた際にブラシがこの溝に収まる事でブラシが転がってデスクの上等に落ちない様に考えられており、一時的にブラシを置いたり、ブラシを乾かしたりする際に便利です。
ブラシ3本セット
そしてこの「Game Envy」には特別にアレンジした3本のブラシがセットになっているものもラインアップされています。
ブラシのうち”Phalanx Synth”はナイロン毛もディテールブラシになり、細かな部分を塗り分けるのに適しているほか、”Phalanx Select”はコリンスキーセーブルブラシで鋭い先端は細かな部分や細い線を描くのに適しているだけでなくプックリと膨れた腹の部分はより多くの絵の具を含ませる事ができ、広い面積を一気に塗り上げたりする際に便利です。
そして3本目の”Phalanx Speed”はドームドライブラシで、均一な厚さに塗料を塗るのに適していますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/gameenvy/innovative-painting-tools
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