ペン型のドライバーやドリルの利点はペンと同じ円筒形をしている事で細かなネジを開け閉めしたり、細かなものに精密な穴を開けたりと言った作業を正確に行える事です。
またペン型と言う利点からペンケースなどに入れておけば、例えばメガネのネジが緩んでいるなと思った時にいつでも閉める事ができます。
ただ一方でペン型と言う形状から小さなモーターしか入れる事はできずトルク、つまりパワーが弱いのが難点で、締め付けられてたネジはほぼほぼ手回しである程度ネジを回してからしか回せませんし、締める際にもタッピングネジの様な先端が細く根元が太いネジ等は最後まで締める事はほぼ無理です。
そこで今回は、ようやく実用的なペン型ドリルドライバー「CreationSpace Pro」をご紹介致します。
家具のネジ締めが出来る6.1 kgf.cm
今回紹介するペン型ドリルドライバー「CreationSpace Pro」の最大の魅力は何と言ってもトルクが6.1 kgf.cmと、一般的なペン型ドライバーのトルクがせいぜい大きくても2kgf.cmしかない所、6.1 kgf.cmと3倍もある事です。
2kgf.cmですと例えば、おもちゃの電池ボックスに使われているネジを外そうと思ってもペン型ドライバーは回らず半分程度は手でネジを緩めてからしかネジは外せませんし、締める方も当然、半分まで締まれば良い方で最後で手で回して締めなければなりませんので、手で回した方がもしかすると早いかもしれないと言う様なレベルになります。
一方この「CreationSpace Pro」の様に6.1kg.cm(約0.6N・m)もトルクがあればおもちゃのネジは最初からペン型ドライバーで外せますし締める方も最後、増し締めを手でするくらいで劇的に手で回す量が減ります。
また、家具の組立などもカラーボックスを固定する為のネジ程度でしたら2/3かそれ以上はドライバーで締め込む事ができますので、圧倒的にこの「CreationSpace Pro」の方があらゆるネジ回しにおいて楽に作業ができ、捗ります。
またトルクは1.5kgf.cm、3.1kgf.cmそして6.1kgf.cmと3段階に変える事ができますので、小さなネジをネジ切ったり、ネジ山を潰したりと言った事を避ける事ができます。
発泡コンクリートボードに穴開け
次にこの「CreationSpace Pro」にはペン型ドライバー単体の他にビットがセットになったものもラインアップされており、セットの1つにはドリルチャックとドリルがセットになったものもあります。
そしてドリルチャックにセットできるドリル径は最大2.5mmと、そう大きなサイズの穴を開ける事は出来ませんが、トルクが強い事もあり、外壁などにも使われている発泡コンクリートボードなどにも穴開けが行える様になっていますし、もちろん木材であれば言うまでもなく穴開け加工が思う様に出来ます。
セットものには26種類のビットが付属
そして既にペン型ドライバーを所持されている方は今現在持たれているミニビットがそのままこの「CreationSpace Pro」でも使えますが、もし所持されていない方には26ものビットがセットになったものもラインアップされています。
その内訳は
プラス:PH0000, PH000, PH00, PH1, PH2
マイマス:SL1.0, Sl1.5, SL2.0
トルクス:T2, T3, T4, T5, T6
六角:H0.9, H1.3, H1.5, H2.0, H2.5
Y字:Y0.6, Y1.0, Y2.0
星形:P2, P5, P6
と言った内容になっており、この他にドリルの刃3種類にドリルチャック、フレキシブルアームなどがセットになったものもラインアップされていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/2065507286/creationspace-pro-a-61kgfcm-torque-edc-e-screwdriver
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