みなさんはボルトアクションってご存じですか?
ボルトアクションと言うのはライフル銃などで使われる弾の装填装置の事で、ボールペンなどに使われるボルトアクションは、溝に沿ってピンを押し込んで90°回転させる事で芯を出すした状態で固定できるだけでなく構造が簡単でノック式の様に壊れたりと言う事はまずなく、回転式の様に両手を使わずとも片手で芯を出し入れする事ができる事からボールペンには古くからこのボルトアクションが使われています。
一方でボルトアクションのシャープペンシルはと言えば、小生が知っている限りでは存在せず、なおかつボルトアプションのシャープペンシルを望む声と言うのは多かったのですが、遂にボルトアクションのシャープペンシル「Bolt Action Pencil」が登場しましたのでご紹介させて頂きます。
ボルトアクションのメリット
シャープペンシルを使用しない際に芯タンクをボディーの中に収納するボルトアクションのメリットは芯の先端を保護できる所です。
この「Bolt Action Pencil」の様にボディーが金属ですと樹脂製のシャープペンシルとは違い重さがありますので、誤ってシャープペンシルを床に落とした場合に芯の先端が床に当たった衝撃で芯タンクの先端が曲がったり破損したりする事があります。
そうなると芯の先端部分が曲がり芯が詰まったり出て来なかったりして結果的に曲がりを修正しても完全に真っ直ぐに戻すのはほぼ無理ですので結果的に買い換えると言う事になりますが、先端を引っ込めてめばそう言った事を防ぐ事ができます。
また、今までボルトアクションのシャープペンシルがリリースされなかったのはボルトアクションと言う構造と芯タンクの頭をノックしないとシャープペンシルの芯を出せないと言う構造が大きく関与しているのですが、この「Bolt Action Pencil」では独自の芯タンクを作る事で見事に解決しています。
3サイズの芯タンク
次にこの「Bolt Action Pencil」が面白いと言うか魅力的なのが芯のサイズが0.5mm、0.7mm、0,9mmの3種類のサイズの芯タンクが付属している事です。
シャープペンと言うのは基本的に芯タンクをケースから取り出して入れ替えると言う様な概念はありませんので、違ったサイズのシャープペンシルが欲しければ新しいものを購入するのですが、この「Bolt Action Pencil」は最初から3サイズの芯タンクが付属しており入れ替えて使用する事ができる様になっています。
そして0.5mmは普段、字を書いたりする際にみなさんも使われていると思いますが、0.7mmや0.9mmと言った芯の太いシャーペンは芯が折れ辛いと言うメリットと字をハッキリと書く事ができ、トメやハライと言ったものもしっかり書く事ができますし、0.9mmはイラストを描いたりデッサンしたりと言った用途にも向いていますので、今まで字が太くなるから嫌で0.5mmしか使った事がなかった方でも0.7mmや0.9mmを使ってみると意外とその書きやすさに惹かれるはずです。
万年筆の様な高級感も
そして「Bolt Action Pencil」には真鍮、銅、ジルコニウム、チタン合金、表面加工のチタン合金(ストーンウォッシュ、DCブラック)と言った素材がラインアップされており、
これと一緒にダマスカス模様のクリップがオプションで用意されている他、革製のペンペースが用意されており、ただのシャーペンなのですがこう言ったオプションと組み合わせる事で万年筆の様な高級感のあるシャープペンシルを持つ事もできますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/klinkokids/retractable-bolt-action-mechanical-pencil
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