ペグボードパンチングボード、有孔ボード、穴あきボードなど呼び名はいくつもありますが、ガレージなどの壁に規則正しく穴や溝が空いた板が貼り付けてあり、そこに整然と工具や道具類が吊してあると言う様な画像や映像をみなさんはご覧になった事はありますか?
これはただ単に道具のコレクションを魅せたいと言うよりも、作業のし易さであるとか、工具の紛失などを一目で見分ける事ができる様に壁にかけてあるだけで、壁にかける事で目的の工具をすぐに見つける事ができるだけでなく、収納スペースを有効活用する事にも繋がります。
そこで今回は3Dプリンターを持っておられるなら自宅で必要なパーツを作る事ができるペグボード「Thread Boards」をご紹介致します。
3Dプリンターがあればオリジナル拡張が可能
今回紹介するペグボード「Thread Boards」は、製品そのものが存在し販売されるのではなく、商品そのものは500以上ものSTLファイルであると言うのが特徴で、3Dプリンターがご自宅にあれば自分の思う様にカスタマイズできると言うのが大きなメリットになります。
また「Thread Boards」は基本的にはネジ穴の空いたペグボードとネジと言うのが基本的なパーツで、ネジにも長いものであるとか短いものなど200種類以上も用意されており、引っかける道具に合わせてサイズを選ぶ事ができますし、ネジには引っかけられない様な道具は特殊な形状をしたフックのデータなども多数用意されています。
また引っかれないものは収納する為のボックスであるとか棚と言った様なデータも用意されており、使用されている道具に合わせて必要なパーツを3Dプリントし、整理する事が出来る様になっています。
そしてベースとなるペグボードですが、サイズは100種類以上のデータが用意されていのですが、ジョイントパーツが用意されており、このジョイントパーツを使う事で拡張して行けると言うのが強みで壁一面をペグボードで覆ってと言う様な使い方ももちろん可能です。
工具だけではなく
そして「Thread Boards」に含まれているデータは、工具を固定する為のデータだけではありません。
例えば棚になるデータを使えばコレクションを飾るボードになったり、インテリアや植物を飾ったり、本棚としても使えます。
更にキッチン等では調理道具をぶら下げたりと言った用途に使えますが、3Dプリンターでの造形ですのでIHでは大丈夫ですが、ガスコンロ回りにこの「Thread Boards」で作ったペグボードを飾るのは熱で変形したり燃えたりする可能性があるのでそこは気を付けなければいけません。
3Dプリンターをこれから使う方には教材も用意
そして3Dプリンターを持っていない、これから買ってプリントしてみようと言う方にはFusion360などのオンライン学習教材をバンドルしたものもラインアップされています。但しこれら教材は英語ですので、日本語サイトなどを検索し参考にしながらアプリを使い方を学ぶ方が安上がりですし、プリントするだけならとりあえずプリント手順、造形手順だけ覚えれば造形できますし、3Dプリンターもちょっと高くて手が出ないと言う方はネットプリントと言う手もありますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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