USB-C充電器はGaN(窒化ガリウム)パワー半導体のおかげで充電器そのもののサイズがとても小さくなっただけでなく、同サイズ比での合計出力が大幅にアップしており、従来では最大100W出力だったサイズのUSB-C充電器でも140W程度にまでパワーアップしています。
ですが今回紹介するUSB充電器「Hsting Charger」は更にその上を行き、MacBook Proの充電器よりも小さいのにもかかわらず合計出力は何と240Wもあります。
USB-C×3+USB-A×2
今回紹介するUSB-C充電器はUSB-Cポートを3ポート、そしてUSB-Aポートを2ポート備えています。
この出力ポートをUSB-Cにするのか、それともUSB-Aにするのか、いくつポートを設けるのか、と言う選択は非常に難しく、最近ではMicroUSBはほぼ使われず、iPhoneはLighting,それ以外のデバイスはほぼUSB-Cに統一されつつある事から全ポートUSB-Cでも良い様な感じもしますがあえてUSB-Aを2ポート残していると言う所が配慮されていると感じられるポイントでもあります。
更に充電規格としてUSB-CポートはPD、QC4+、PPS、AFC、BC1.2と言った急速充電プロトコルを採用し、USB-AはSCP、QC3.0、AFC、FCP、APPLE 5V2.4A、BC1.2と言った急速充電プロトコルを採用している事からどちらのポートから電源を取ったとしてもほぼフルパワーで急速充電できるのは間違いありません。
MacBook Proを3台同時に急速充電
次にこのUSB充電器「Hsting Charger」は、USB-Cポート3ポートだけの使用であれば、MacBook Proを3台同時に充電できる出力性能を持っており、これは他のUSB充電器にはない特徴です。
MacBook Proの場合、USB電源が40W以上の出力を持たない限り充電していても使用しながらですとバッテリーがどんどんと減って行きますので、充電器の各ポートへの電力の割り振りとても重要になり、この「Hsting Charger」ではUSB-Cを3ポート使った場合はUSB-C1が100W、C2が65W、C3が65Wと言う絶妙な割り振りになっています。
またUSB-C1は最大出力が140Wで、USB-C2は100Wと、この2つのポート使用だけであれば最新のMacBook Proも、旧世代のMacBook Proも同時にMaxパワーで充電できます。
そして各ポートの電力の割り当てを100W+65W+30W+12W+12Wにする事で、ノートPCやタブレット等はいつでも急速充電が可能な様に配慮されています。
リアルタイムに充電状況が確認できるディスプレイ
そしてこのUSB充電器「Hsting Charger」には、各ポートの出力性能が分かるディスプレイが搭載されており、逐次どれだけの電力で充電できているのかが把握できる様になっているだけでなく、ディスプレイに供給電圧・電流を表示させる事で充電器の故障、充電ケーブルの故障、充電される本体側の故障と言ったものを見つける手助けとなりますので、もし興味を持たれた方はあ詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/636613198/hsting-the-most-powerful-5-in-1-pd-240w-gan-charger
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