エアコンや半導体の洗浄などに使われるフロンガスが大気中に放出される事でオゾン層が破壊され、宇宙から降り注ぐ紫外線などの人体に有害な太陽光線が増える事で、一時期オゾン層が、オゾン層がと何かと話題になりましたが、近年の温暖化の進行を見るとオゾン層の復活どころか年々減少さえしているかと思える程です。
そんな人体に有害な宇宙線を防いでいるオゾン層、オゾンですが、化学式ではO₃と表記します。O₂が酸素なのでオゾンが酸素原子が1つ多い事が分かりますが、1つ多く酸素原子が結合しているオゾンは常に不安定で周囲に結合できる物質があれば酸素原子を1つ離してO₂になろうとします。
そしてオゾンから放たれた酸素原子は物質と結合するとどうなるかと言いますと、強い酸化作用をもたらします。つまりオゾンから放たれた酸素原子により菌、ウィルス、バクテリア等は酸化によって不活性化されるだけでなく、臭いの分子などもオゾンによって破壊されますので最近では浄水場で水の浄化にもオゾンが使われていたりします。
そんなオゾンを発生させてウィルスを不活性化させようと言うのが今回紹介する「Super O」です。
ほぼ材料代ゼロ円で作る事ができるオゾン
水を電気分解する事で酸素や水素を生成できるのは理科に実験などでみなさんやった経験があるかと思いますが、陽極(+極)にニ酸化鉛(β型)を使う事で酸素ではなく高濃度のオゾンを得る事ができます。
つまりオゾンと言うのは水の電気分解で簡単に作る事ができる反面、非常に不安定な物質ですぐに酸素原子を1つ離してO₂になろうとしますので、一度生成したらずっと存在しているかと言うとそうではなく、時間と共に分解されて濃度は下がって行きます。
そこでこの「Super O」では電源を入れると30秒で高濃度のオゾンを含んだ水を生成し、その水をかける事でウィルスを殺菌しますのでアルコールよりもずっと安価に殺菌する事ができますし、何よりアルコールの様に脱脂はしませんので手荒れも起こさない等メリットもたくさんあります。
食品の殺菌にも使えるオゾン
オゾンは無害なので飲料水の殺菌にも用いられており、当然食品の殺菌にも使えますので、スーパー等で購入した野菜や果物、そしてパッケージ入りの食材と言ったものの殺菌にも使えますので、不特定多数の人が触れるスーパーの食材ですから不安に思われる方もおられるかもしれませんが、この「Super O」で殺菌する事でそう言った不安も払拭する事ができます。
また殺菌は身近な身の回りにある菌に対しても有効で、食中毒を起こす原因となるサルモネラ菌等にも有効です。
また食品の殺菌には食品衛生法に適合した消毒用アルコールなどもありますが、こちらは非常に高価で持続的に使用するには費用がかかりますが、この「Super O」であれば、原価はほぼゼロなのでランイングコストはバッテリーの充電にかかる電気代と水ですが微々たるものです。
脱臭やカビ除去・防止にも効果
またオゾンは臭いの分子を分解する能力もあり、最近ではオゾン脱臭器なるものも出て来ます。
またオゾンはカビを除去する効果はありませんが、カビが空気中を浮遊したり何かに付着している場合、カビと結合する事でカビを不活性化しますので、カビの発生を抑える事ができます。
つまりカビが気になるお風呂場など結構広いので撒くのは大変ですが、風呂上がり後の壁が乾いた頃にオゾンをお風呂場に撒いておく事でカビの発生を防ぐ事ができるなど、様々な用途に使えますので、詳細は下記URLにてご確認下さい。
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