ストリーミング放送やリモート会議等で予め撮影した映像や用意した資料を流す以外に、テーブルの上に置いてある商品や資料をカメラで撮影すると言った事がありますが、より細部まで細かく撮影したり拡大して撮影したりする場合、一般的なWebカメラにはズーム機能の様なものはありませんのでカメラを動かしてズームしたりアングルを変えるしかありませんが、そうなると手持ちで撮影するしかありません。
一方でWebカメラには手振れ補正と言った今ではカメラに標準的に備わっている機能も搭載していませんので、安定しない映像になってしまいます。
そこで今回は1つの工夫されたアームによって安定した映像を常に撮影する事ができるだけでなく、片手でアングルを自由自在に変える事ができるWebカメラ「Logitech Reach」をご紹介致します。
片手で上下左右にカメラ移動が出来るアーム
今回紹介するWebカメラ「Logitech Reach」は、カメラを固定するための専用のアームが付属したジャンル的にはクレーンカメラと呼ばれる部類のWebカメラになるのですが、一般的なクレーンカメラは2本ないし3本のアームをジョイントによって連結しているだけですので、基本的にアームは斜め上、斜め下の様に斜めに上下させる事は容易に出来るのですが、同じアングルをキープしたままカメラだけを水平・垂直方向にだけ移動させると言うのは非常に難しく、上下させているとは自分では思っていても移動中に左右に揺れていたり、左右に水平移動させる場合でもカメラが上下したりと言うのは気を付けていても起こります。
一方でこの「Logitech Reach」ではアームの中に刻まれたガイドレールに沿って2本のアームがそれぞれ動く様に設計されていますので、スムーズに片手でカメラを真横方向に動かしたり上下させたりする事ができますので、例えば被写体をズームするであるとか、画角をもう少し寄り気味にしようとした際のポジション取りなども非常にスムーズに決める事ができ、カメラも滑らかに移動させる事が出来ます。
ロジクール StreamCam
次にこのWebカメラ「Logitech Reach」は、PC周辺機器メーカーとして有名なロジクールがINDIEGOGOで行っているクラウドファウンディングになり、カメラは既に同メーカーが発売している”StreamCam”を搭載しています。
このWebカメラは国内では”C980”と言う製品名で販売されている1080P/60fpsのカメラで、AIによる顔追尾オートフォーカス、自動露出補正、自動ブレ補正を搭載しており、ピント合わせが非常に早くスムーズなのが特徴で、固定して撮影するのではなくカメラを移動させながらの撮影だけでなく、ピントがなかなか合い辛い近接させた状態での撮影にもピッタリなカメラです。
2種類のマウント
そしてこの「Logitech Reach」には台座タイプと、クランプタイプの2つのタイプのマウントがラインナップされています。
こう言った長いアームを持つクレーンの場合、クレーンが倒れない様にテーブルに固定するクランプを採用するのが一般的なのですが、クランプはテーブルの端に固定するために、テーブルの形状であるとかそのテーブルが置いてある場所によって固定し辛いと言った場合などもあり万能ではありません。
一方で取り回しの良い台座タイプは設置する場所を柔軟に選択する事ができますが、カメラを早く移動させたりするとベースマウントごと引っ張ってしまって倒してしまうと言ったリクスもありどちらも万能とは言えない所で、自分の使用用途によってどちらか選択できる様になっています。
またこの「Logitech Reach」で撮影できる範囲はカメラを目一杯上げた状態で30×55cmとなりA3サイズにプリントされた資料なども撮影できますし、目一杯カメラを下すと7×13cmの範囲でかなりクローズアップした状態での撮影も出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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