タブレットやペンタブで絵を描いている際に、もうちょっと引っかかりがあったら良いのにな、と思われた事はありませんか？
ペンタブでも描画面が樹脂製の板ではなくディスプレイである場合、ペンを当てる場所にあるのはガラスですし、ペン先も樹脂ですからペンをガラスに当てて動かした際にツルツルと滑るとまでは言いませんが、引っかかりがなく、どうしても紙に筆や鉛筆で描くのとは感触が違い、もうちょっと引っかかりと言うか抵抗があれば、紙に筆やペンや鉛筆で描くのと同じ感触・感覚で描けるのにと思う様な場合です。
ただ、ザラザラとしてフィルムを貼る事で少し抵抗感を出して書き味を変えたりは出来ますが、それでも本物の紙に書く様な感じでは描く事ができませんが、今回紹介するE-Inkタブレット「Moaan」なら本物の紙に近い感触で描画出来ます。
PMMAパネルとワコムMRペン
今回紹介するE-Inkタブレット「Moaan」は、目を瞑って描いてみると、まるでペンで紙に描いているのと同じ様な感覚で描く事が出来ると言うのが、このペンタブの特徴になります。
そしてペンで紙に描いているのと同じ様な感覚を出す為に、まずディスプレイにはガラスではなくPMMA(メタクリル酸メチルエステル)と言うアクリル樹脂製のパネルを使っています。
このPMMAは透明な非晶性の樹脂で古くから照明のレンズなどにも使われている樹脂で透過率が高い事からE-Inkディスプレイの文字もハッキリと認識する事が出来ます。
そしてワコムのEMR(電磁誘導)ペンはペンが動くとペンの中のコイルの中を電気が流れ、ペン先に磁場が生まれその磁場をタブレット側が読み取ると言った仕組みになっている事からバッテリーレスで動くちょっと特殊なペンで、ペンの角度やモニターへの押しつけるペン先の圧力によっても発生する磁場が変わり、この「Moaan」では4096段階の分解能を持っており、描いた線の太さや色の濃さ(コントラスト)などを調整する事が出来る様になっています。
Open Android 8.1搭載
次にE-Inkディスプレイを搭載したタブレットと言えば電子ブックリーダーと言う側面が強く、電子書籍を読む為のデバイスと思っておられる方が多いのですが、この「Moaan」ではOpen Android 8.1を搭載しており、”Play Store”から様々なアプリをダウンロードする事ができ、普通のAndroidタブレットとしても利用できます。
更に昔は書換にももたついていたE-Inkディスプレイのリフレッシュスピードも上がっており、動画はさずがに残像が残りますが、Webページを見たりするには十分実用的でスクロールなども非常に滑らかですし、この「Moaan」はWiFiもBluetooth通信モジュールも搭載しており、Bluetoothキーボードやマウス、ワイヤレスイヤホンなども接続する事ができ、様々な作業に使えるだけでなく音楽やネットラジオを聴いたりと言った用途にも使用する事が出来ます。
更にこのタブレットには予め、私たちがよく使う文章作成アプリなどのファイルが専用アプリなどをインストールせずとも読める様になっているのも便利な所で、メールで送られて来た添付ファイルを開く事ができず、見るためだけに有料のアプリをインストールするのは誰もが避けたい所ですが、このタブレットではそう言った事をせずに拡張子がpdf、epub、txt、doc、docx、wps、ppt、pptx、dps、xls、xlsx、csv、et、html、mhtなどのファイルを見る事が出来る様になっています。
コンソトラスト調整機能
E-Inkディスプレイの場合、バックライトではなく太陽の光であるとか蛍光灯の光を反射する事で読める様になっているため、紙の本と同じ様に基本的にはコントラストを変えると言う事は出来ません。
ただ人によっては白と黒の明暗がハッキリとしていて見ていると目が疲れると言った場合や読み辛い、見辛いと言った場合が出て来るかと思いますが、そう言った場合にはハードウェアに備わったコントラスト調整機能により濃淡をつける事が出来る様になっており、色を濃くも薄くも出来る様になっていｍすので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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