ハンダコテは、買って来た半田付けキットを半田付けする程度ならホームセンターなどで売られているニクロム線を使ったハンダコテでも十分なのですが、ハンダコテと言うのはハンダを溶かす際に熱をハンダに奪われますので、連続して半田付けを行うとハンダコテの温度が下がってハンダが溶けなくなり暫く待たなければななりません。
一方でセラミックヒーターを使ったハンダコテは温度上昇が早く、連続して半田付け作業を行うと言った場合にも適しており、本格的に半田付けを行うのであれば、温調式ハンダコテ、そしてもっと本格的に回路基板などの製作を行うのであればステーションハンダコテと呼ばれるタイプが連続して作業を続けてもハンダコテのコテ先温度はあまり変わらず同じ品質でハンダ付けが行えます。
そして今回紹介する「Huhubol X109」は、温調式でなおかつバッテリーを内蔵しており完全コードレスで使用できるのが特徴です。
ハンダコテの性能
今回紹介する温調式ハンダコテ「Huhubol X109」は3,500mAhのバッテリーを搭載した完全ワイヤレスのハンダコテで、温度調整範囲は160 °C~450 °Cと温調式ハンダコテではごくごく一般的な温度特性を持っており、200℃にまで加熱するのに必要な時間はわずか5秒とワイヤレスハンダコテとしては加熱スピードは早い部類にありまずが、ヒーター出力は12Wですので、ニクロム線を使った15Wのハンダコテよりは温度回復はやや遅い程度であると言う事実はしっかりと認識しておく必要はあります。
ですので製品として販売する様な回路基板に電子部品をハンダ付けすると言った作業に用いるのにはハンダ付けの品質が安定しませんのでオススメは出来ませんが、DIYで、ホビーでハンダ付けをすると言うのであれば、どんな場所でも、コンセントがない場所でも使えると言うのは便利で、例えば屋外でラジコンを走らせていて、コードやケーブルが切れて走らせないと言った様な時にはこのコードレスで使えると言うのはとっても重宝します。
3電源方式
次にこのコードレスハンダコテ「Huhubol X109」では、内蔵のバッテリーで使用する他にモバイルバッテリーやUSB電源に接続して給電しつつ使用すると言った使い方が出来る様にもなっています。
そしてこのコードレスハンダコテでは、中に入っている充電式のバッテリーを交換する事が出来ることから、予備のバッテリーを携帯しておけばハンダコテを開けバッテリーを入れ替える事でバッテリー切れを心配せず連続してハンダ作業が行えます。
更にこのバッテリーが交換可能であると言うことは、バッテリー残量が減って来た際に新しいバッテリーに交換する事でいつまでも使い続けることができます。
3種類のコテ先が付属
そしてこのコードレスハンダコテには3種類のコテ先が付属しており、ハンダ付けの作業以外にも刃先の様なコテ先を使う事でフェルトや樹脂などをカットしたり、穴を開けたりと言った作業も行えますし、3種類のコテ先が付属しているのですが、オプションとして用意されているCシリーズのコテ先がハンダ付けには1番向いていますので、詳細を含めて下記URLにてご確認ください。
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