今ではロボットには様々なタイプのロボットがあり、自分でロボットのプログラミングを行ってみたいと思っておられる方も多いかと思います。
そんな時に最も制御し易いのが2脚歩行ロボットや4脚歩行ロボットではなく、脚に車輪のついたロボットで、脚に車輪がついている事でもちろん移動スピードは早いですし、段差などがあっても車輪がついている方が引っ掛からずに乗り越える事ができ脚が引っ掛かって転倒したりすると言った事もありません。
しかも2脚ロボットではセグウェイやホバーホイールの様な2車輪移動のビークルに使われている確率された技術が使われているため、制御も難しくはなく、移動可能なロボットをプログラミングしてみたいと言う方にはピッタリです。
そこで今回は、RaspberryPiやmicro:bitでプログラミングが可能な車輪付き2脚ロボット「XGO-Rider」をご紹介致します。
起伏のある障害物を軽々と乗り越え
今回紹介する2脚ロボット「XGO-Rider」は脚先に車輪が取り付けられており、移動する際や姿勢を維持するのにこの2つの車輪は使われているのですが、左右それぞれの脚にはサーボモーターが取付られており、サーボモーターで脚を上下させる事が出来る様になっています。
これによってこの「XGO-Rider」では、片脚だけが障害物に乗り上げてしまった様な場合でも脚の高さを障害物に合わせて変える事でうまくバランスを取る事が出来る様になっており、倒れる事なく障害物を乗り越え移動が出来る様になっており、この制御アルゴリズムは最初から組み込まれています。
そしてまた、車輪付きの2脚ロボットは戦車の様に回転し方向を変える事が出来るため、狭い場所でも障害物に影響される事なく移動する事が出来ますし、背の高さを変える事もできるため、ベッドやソファーの下なども背を低くする事で簡単に抜けられます。
Micro:bitバージョン
次にこの「XGO-Rider」にはMicro:bitバージョンとRaspberryPiバージョンとがラインナップされており、Micro:bitバージョンは一般的なMicro:bit用のプログラミングコンパイラとして使われているMakeCodeやMicroBlocksでプログラミングを行う事が出来ますので、これからプログラミングを始めると言う方にもピッタリですし、既にかなりプログラミングをされている方はPythonを使ったプログラミングを行う事ができます。
そしてまたこの「XGO-Rider」にはマイクと3Wのスピーカーが搭載されており、音によるコントロールやサウンドの再生が行える様になっているだけでなくESP32モジュールを搭載しており、BluetoothやWiFiでのワイヤレス制御も可能です。
RaspberryPiバージョン
そしてRspberryPi搭載バージョンにはRaspberryPi CM4をメインボードとして使用は2インチのTFT液晶を搭載しており、Micro:bitバージョンではLEDの点滅でしか反応を示せなかったものがアニメーションフェイスで応答し、感情を表す事が出来る様にもなっています。
そしてまたChatGPTを組み込む事で音声でのコントロールの他、搭載されたカメラに写っているものから新たなイメージを作り出すと言う様な事までこの「XGO-Rider」では出来る様になっています。
更に「XGO-Rider」に搭載されたカメラ映像をリアルタイムにスマホに転送し、スマホに映し出された「XGO-Rider」視点の映像を見ながらリモコン制御すると言った事も出来る様になっていますし、プログラミングで言えばBlocklyやROS、そしてPythonを使ってプログラミングも出来る様になっていますので、もし詳細をお知りになりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/xgorobot/xgo-rider-desktop-two-wheel-legged-robot-with-ai
この記事へのコメントはありません。