よくゲーミングキーとも呼ばれているメカニカルキーは、ゲームの様に長時間打ち続けても手が疲労して疲れない様に設計されていると言った事が謳われていますが、実際にゲーミング用のメカニカルキーを使ったキーボードを使っていても、腕がとても疲れると言う様な事はよく聞かれます。
それは確かに当たっており、標準サイズのメカニカルキーの作動ポイントと言うのは2mm程度のものが殆どで、そこまでキーを押し込まないとキーは反応しません。一方でノートPCに搭載されているパンタグラフ式やメンブレ式のキーと言うのは作動ポイントが1mm前後ですので半分の距離しか押し込まなくて良く、押込圧が同じ40gfだとするとノートPCのキーボードの方が運動量としては少なくなりますので疲れ辛いと言う事になります。
更に作動ポイントが短いと言う事は力の弱い方にとってはグッと言った感じでキーを押し込まなくて良いので更に疲れ辛くなると言えます。
そこで今回は、そう言った普通のメカニカルキーボードでは長時間使用していると腕が疲れると言う方にオススメなキーボード「Flow Lite」をご紹介致します。
2種類のキー
今回紹介するメカニカルキーボード「Flow Lite」にはKailh社と共同開発した特別なキー2種類がラインアップされており、”Specter”はリニアタイプのキーで押込圧が40±10gF、トラベル距離は2.8mm±0.25、接点距離は1.2mm±0.30と言うスペックになっており、キーのスペックとしては押込圧が40±10gFですから軽めと言え、接点距離が1.2mmなので力の弱い方でもトンと叩けばキー入力できます。
一方でもう1つの”Hades”は押込圧とトラベル距離は”Specter”と同じで接点距離は1.3mm±0.30とわずか1mmだけ深くなっているのですが、”Specter”が下までキーボードを押しても押込圧がほぼ40gfから変わらないのに対して”Hades”は押し込めば押し込む程押込圧が高くなる様に設計されており、”Specter”が本当に力が弱い方用とすれば”Hades”は筋トレなどを日頃から行っていてキーをついつい強く叩いてしまう方向けのキーで、キーを叩いた際に指が受ける衝撃が軽減される様に考えられたキーになります。
そして”Specter”はリニアタイプのキーを叩いた際のカシャカシャと言う歯切れの良い心地よいキーの打撃サウンドを聞く事が出来ますが、”Hades”は静音パーツを取り付ける事でほぼほぼ音が出ない様になっていると言うのも大きな違いになります。
ロープロファイルキー初の静音設計
次にロープロファイルキーと言って背の低いキーボードはキーケース内部の空間もほぼなく、最近メカニカルキーボードで主流の様々な種類のガスケット、マットを使いキーを叩いた際に奏でるキーサウンド以外の雑音を吸収する事でキーの打撃音だけを純粋に楽しむ事が出来るだけでなく、キーを叩いた際の衝撃を吸収する様になっているのですが、ロープロファイルキーボードではそう言ったガスケットを入れる隙間がありません。
ですがこの「Flow Lite」ではシリコン、IXPE、PUフォームなどの素材を使い4層から構成される集音と衝撃吸収を兼ねたパットを内蔵する事で”Hades”キーを選択した場合はより静音にし集中できる様にしているだけでなく”Specter”キーを使ったものは軽快な打撃サウンドを楽しむ事が出来る様になっています。
84キーと100キー
そしてこのロープロファイルメカニカルキー「Flow Lite」では、テンキーレスの84Keyタイプとテンキーが搭載された100Keyタイプの2タイプが用意されています。
またどちらのキータイプにもキーボード上部にホイール式のボリュームキーを搭載しており、キーボードでPCの音を調整出来る様になっているほか、キーマップは専用のアプリによって自由に変える事が出来る様になっており、接続もUSB-Cの他にBluetooth、2.4Gとワイヤレス接続も用意されており、100Keyタイプは3,000mAhもの大容量のバッテリーを搭載しており、バックライトOFFでは連続して100時間も使用可能です。
更にこの「Flow Lite」にはカラーバリエーショングレー、ホワイト、ピンクの他にキーキャップバリエーションとして”MATRIX”、”VAN GONH”、“DEAR KITTY”、“RETRO”の4種類が用意されていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。