レーザー彫刻機は今では3Dカメラプリンターと並んで私たちに今まで素人では製作する事ができなかった様なものを作る事が出来る機会を与えてくれる装置となっています。
特に昔は結婚や出産の記念としてボトルやグラスなどに文字を彫って配る事はブラスト加工を施す事で出来ましたが、イラストや絵を彫り込むと言った事は専門の業者に依頼しないと無理でしたが、今では画像などを彫り込んだりする事が出来る様になっています。
ただ家庭で使う事が出来る様ホビー向けのレーザー彫刻機は1つ1つレーザー彫刻を施して行かなくてはならず、たくさん同じものをレーザー彫刻すると言った時は非常に時間がかかります。
そこで今回は家庭向きなレーザー彫刻機でありながら一度に複数のノベルティーを作る事ができる「Ortur H20」をご紹介致します。
一度に複数のアイテムにレーザー彫刻が可能
今回紹介するレーザー彫刻機「Ortur H20」の作業領域は420x300mmあり、この枠内に入る大きさの素材であれば、この「Ortur H20」を使ってレーザー彫刻を施す事が出来るですが、もしセットするアイテムの大きさが小さく、複数並べて置くこと言った事ができれば、何とアイテムに対して一気にレーザー彫刻を施す事ができます。
しかもこの「Ortur H20」にはカメラが内蔵されており、PCに専用のアプリをインストールすれば、アプリの画面に今現在のカメラで捉えたレーザー彫刻機の中の映像を見ながら、文字やイラストをアイテムに重ね合わせて配置して行く事が出来ますので、一度に複数のアイテムに対してレーザー彫刻を施す事が出来るだけでなく、ポジションを間違って位置がズレてレーザー彫刻されると言った事もないので、アクリルキーホルダーなどをたくさん作って配ったり、市販の商品に自社の名前を彫って配ったりする際に、一度に大量のアイテムをレーザー彫刻する事が出来るので便利です。
昇降式プラットフォームで最大高さ50mmまで対応
次に一般的なこの「Ortur H20」と同じ様な密閉式のレーザー彫刻機の場合、保護カバーに覆われているため、レーザーを直視して目を悪くすると言った事がない他、レーザーで焼いた際に発生する有毒な焼却ガスであるとか臭いを封じ込める事ができ、オプションでオプションで用意されているエアフィルターを通してレーザー彫刻機内の空気を排気すれば、部屋の中が嫌な焼却時に発生する臭いで充満し気分が悪くなったりすると言った様な事もありません。
そしてまた、この「Ortur H20」は密閉式でありながらプラットフォームが上下する様になっており、最大で50mmプラットフォームを下ろす事ができるため、高さのある商品などにもレーザー彫刻を施す事が出来ますし、もちろんオートフォーカスであるため、0.01mm単位での緻密なレーザー彫刻が施せるだけでなく、20,000mm/分、つまり1分あたりレーザー光を20メートルも移動させる事が出来ますので、レーザー彫刻の仕上がりも非常にスピーディーです。
そしてレーザーモジュールもこの「Ortur H20」には2W、10W、20W、40Wと4出力のレーザーモジュールがラインナップされており、自分が主にどう言った素材をレーザー彫刻するのかを考えてレーザーモジュールを選択する事が出来る様になっていますし、もちろん出力の高いレーザーモジュールは高価ですのでお財布事情に合わせて選ぶ事も出来ますし、レーザーモジュールは消耗品ですので、木や樹脂にレーザー彫刻するのに40Wのレーザーモジュールを使うのは勿体ないので、そう言った時は出力が低く安価な2Wのレーザーモジュールを使うなど、複数のレーザーモジュールを揃えておけばその時の状況によって使い分ける事が出来ます。
ロータリーアダプター
そしてまたこの「Ortur H20」にはグラスやボトル、ボールなど円筒形であったり球状のものに対してレーザー彫刻が行える様に、回転させながら素材の向きを変える事ができるローターモジュールがこれもオプションで用意されており、レーザーモジュールと連動し自動でアイテムを回転させながらレーザー彫刻を施す事も出来る様になっていますので、グラスやボトル、カップなど、そう言ったものにレーザー彫刻を行いたいと思っておられる方は揃えておくと便利ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/ortur/ortur-h20-the-worlds-most-powerful-laser-engraver
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