植物って水さえあげていればいつまでもスクスクと育ってくれると思いがちですが、中にはどんな植物でもアッと言う間に枯らしてしまうと言う方も世の中にはおられます。
例えば人間でも水をたくさん飲むと浮腫んだり、水を飲まなければ熱中症に罹患したりする様に植物の種類によって根から水分を吸収する様な植物はタップリと毎日水をあげないといけませんし、逆にサボテンや観葉植物の様に葉っぱから空気中の水分を吸収する様な植物には水やりはほぼ不要だったりします。
と言う様に闇雲に水をあげて良いと言うものでもなく、今回は適切な水やり時期を教えてくれる水やりの見張り番とでも言うべきガジェット「Quench」をご紹介致します。
スマホの操作が不得意な方でも安心なスタンドアロン動作
この「Quench」は、同ジャンルのポット(植木鉢)の土に含まれる水分量を計測するガジェットの中では珍しくスタンドアロンで動作する様になっており、スマートフォンやPCと言ったものは一切不要なのが最近のガジェットでは斬新な所です。
最近のガジェットは何でもIoTとか言ってスマートフォンと接続したがりますが、それはそれでスマートフォンの操作に不慣れな方にとっては苦痛でしかありませんので、そう言う意味でスマートフォンと繋がらず単体で使えるこの「Quench」はある意味、最近のIoTガジェットとは縁遠いお年寄りの方にも安心して使って頂けるガジェットとなっており、水やり時期も昼間は6種類のサウンドで、夜間はLEDの光によって知らせてくれますので、耳が遠くなった様な方でも部屋が暗くなればLEDの点滅によって水やり時期に気付く事ができますし、水分が不足してくれば段階的に色を変えて点滅しますので、植物は植えてはみたものの、あまり興味がないと言う方でも何日も毎夜点滅していれば枯れるまでには気付くと言うのがこの「Quench」の特徴の1つです。
深さ20cm以上の大鉢に対応
そしてこの「Quench」の特徴のもう1つは深さ20cm以上の鉢にはLargeサイズ、20cm以下にはRegularサイズと2種類のサイズが用意されています。
これは土の水分は鉢の上部から徐々に蒸発して乾燥して行きますので、鉢の上部で土の水分量を計測していては鉢の底はまだまだ水分をたくさん含んでいるのに上部が乾いたからとアラートを出し、水やりを促していては植物によっては水のあげ過ぎで根腐れを起こしかねません。
そう言う意味でこの「Quench」は2つのサイズのセンサーを用意する事でより底に近い部分で土の乾いている状況を把握できますので根腐れを起こす心配がありません。
植物によってレベル分け
またこの「Quench」ではしっかりと水やり時期を間違えずに知らせる為に植物を3つのレベルに分類分けして誰もが間違えずに「Quench」を使える様に考えられています。
具体的には水をたくさん欲しがる植物をレベル1〜2、2〜3日に1度の水やりで良い植物をレベル2〜3、観葉植物の様にほとんど水やりをしなくて良い植物をレベル3〜4とレベル分けをし、そのレベルに合わせて「Quench」のセンサーにプリントされた1〜4までの数値のところまで土に突き刺せば適切な水やり時期を知らせる様になっています。
なおこの「Quench」は電池式で、電池の交換時期はビープ音2回で知らせる様になっていますので、2回連続同じ音が鳴ればバッテリー交換を行いましょう。ただ3年程度はバッテリーは持つ設計になっているので、ついつい忘れてしまいそうですが….
なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/andyburke/quench-a-unique-voice-for-your-plant
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