よくナットやボルトを締めたり緩めたりする際にペンチを使われる方がおられますが、ペンチも挟む為の道具ですが、直径数mmのナットやボルトならまだしても直径が15mmを越える様な六角ナットや六角ボルトをペンチで挟むとナットやボルトの角にしか刃が当たらないため、ナットやボルトの角をナメてしまったり(角を潰すこと)、元々手でずっとペンチを握っていないと緩んでしまってナットやボルトを回す事が出来ません。
一方でレンチは、六角ナットやボルトの相対する面に対して平行にアゴの部分が当たりナットの角をナメてしまったりすると言った事がないだけでなく、ウォームを回してしっかりとナットを挟めば、緩む事がありませんので、握力がなくても簡単にナットやボルトの開け閉めが出来ると言うメリットがあります。
そんなモンキーレンチにおいてコンパクトで携帯し易い「MakerPi」をご紹介致します。
携帯し易いサイズ感
今回紹介するモンキーレンチ「MakerPi」はホームセンターなどの工具売り場で見かけるモンキーレンチと比較すると非常にコンパクトで、長さはわずか7cm程度しかありませんしチタン合金製で重さも40gない事から、キーホルダーにぶら下げて持ち歩きする事ができるサイズ感になっており、日頃から持ち歩いておく事で、例えば自転車に使われているナットやボルトが緩んでいると言った様な時にその場で締める事が出来ますし、これだけコンパクトなモンキーレンチですとメガネに使われている様なボルトを回したりすると言った用途にも使えます。
スプリングで伸縮するアゴ
次にモンキーレンチの場合、アゴを固定するウォームを回す事でアゴの部分が動き、開いたり閉じたりしてナットやボルトを挟む仕組みになっているのですが、この「MakerPi」では伸ばしたアゴの部分はスプリングの力を使って戻る様になっています。
そのため、ウォームを使ったモンキーレンチと比べて挟むと言う動作が非常にスムーズに行う事が出来ますし、挟んだ後はサイドのスクリューを締め込む事でアゴの部分を固定するする事が出来る様になっており、ナットやボルトを回す際にアゴが緩まない様になっており、M10サイズくらいのナットやボルトなら挟む事が出来ます。
しかも柄の部分に目盛が打ってあるため、ボルトやナットのサイズが分からない時にこの「MakerPi」で挟んで計測すると言った用途にも使える様になっています。
回す以外の用途にも
そしてこのサイズ感のモンキーはスマートフォンを挟んでスタンドとして利用する事も出来ますし、アゴの部分にVの字に切り込みが入っていて釘抜きとして使えたり、用途的にはあまり出番はないかもしれませんが、栓抜きとしても利用できます。
またアゴの部分の頭にはガラスブレーカーが埋め込まれおり、車の強化ガラスを割って脱出すると言った様に使えるほか、ダンボールを開封する際にテープを切ると言ったボックスオープナーとしても使える様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/ticaliper/makerpi-ticaliper-all-in-1-titanium-edc-tool
この記事へのコメントはありません。