透視図法(パースペクティブ図法)を用いた立体図形の作図では、水平線(アイレベル)を描いた上にVP(消失点)を置き、立方体を描いたあと、角の部分からVPに集中する様にパース線を引いた上で奥行き線を描くのですが、1点透視図法ならまだしも2点透視図法や3点透視図法となるとVPが2つ3つと増えて行きバース線も増えて行き、定規だけでなくコンパスや分度器を駆使して作図を行いますので、慣れるまで作図は結構複雑です。
そこで透視図法で作図した事がない様な方でも2点透視図法や3点透視図法を使って簡単に作図する事ができる作図定規「Exlicon Lock」をご紹介致します。
点を打ち線を引く
透視図法では水平線を引き、水平線上にVP点をマークした後に分度器を使い一定角度でパース線を引くためのマークを書いた上で定規を使ってVP点とマークとを結ぶ線を引き、今度はコンパスを使いVP点から等距離にあるポイントを描き込んだ後に図形を描き込んで行くと言った複雑な作業が必要になって来ます。
一方でこの「Exlicon Lock」では2枚のシートを使い六角形のシートの中心点をVPとしてマークし、六角形のシートに連結させた四角いシートに開けられた穴を使って図形の角となるポイントをマークした後に直定規を使ってVP点からマークした点に向かってパース線を引き、各マークして点を結ぶように線を引くだけで図形を描く事が出来ますので、これなら透視図法を使って図形を初めて描くと言う方でも簡単に描く事が出来ます。
しかもポイントをマークした後に四角いシートの中心点を軸に六角形のシートを180°回転させポイントをマークする事で2点透視図法で図形を描く事が出来ますし、そこから90°回してポイントをマークしパース線を引けば3点透視図法で、そこから180°回転させてポイントをマークすると4点透視図法で図形を描く事が出来ます。
多角形描画
次にこの「Exlicon Lock」では透視図法で図形を描画できるだけではありません。
四角いプレートだけを使って三角形、四角形だけでなく、六角形や八角形など様々な多角形を簡単に描く事が出来ますし、四角いプレートには均等間隔でマーク用の穴が設けられており、直径4.1mmからから直径127mmまでの円なども簡単に描く事が出来る様になっています。
幾何学図形
そしてこの「Exlicon Lock」には四角いプレートもそうなのですが、六角形のプレートに空けられた穴を使い多角形図形だけでなく、幾何学模様を描いたりと言った事も出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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