みなさんは造型に失敗したフィラメントを再利用できたらと思われた事はありませんか?
造型に失敗したら破棄すれば良いと思えるほどフィラメントと言うのは安価でありませんので、そう言った事を考えられている方も多いと思いますが、造型に失敗し塊となったフィラメントを粉砕して細かくし、加熱し溶かして糸状のフィラメントに再加工すると言うのは、まず粉砕するのが難しいですし、しっかりと加熱してフィラメントをドロドロな状態にするのも難しいものがありますので、再利用すると言うのは現実的ではありません。
そこで今回は、失敗したフィラメントを再加工する事は出来ませんが、ペットボトルを再利用しフィラメントに加工する事ができるフィラメントメーカー「PETFusion 2.0」をご紹介致します。
ペットボトルをカット
まず、この使い終わった破棄する状態のペットボトルを再利用し、PETタイプのフィラメントに再加工するフィラメントメーカー「PETFusion 2.0」では、まず最初にペットボトルをテープ状にカットするのですが、このフィラメントメーカーではペットボトルをテープ状にカットする所から出来るのがこの「PETFusion 2.0」の特徴で、底の部分をカットしたペットボトルをセットし手でほんの少しペットボトルを回してテープ状にカットしたペットボトルをリールに巻き付けたら、後はスイッチを押してペットボトルが前部カットされるのを待つだけですので、これならあまり手間もかからず大量のペットボトルをカットしフィラメントの材料を作る事が出来ます。
1.75mmのフィラメントに
次にリボン状にカットしたペットボトルは、3Dプリンターのパーツの1つであるホットエンドに差し込む事で、ホットエンドで加熱され直径1.75mmの糸状のフィラメントに加工されて出て来ますので、後は糸状のフィラメントを手で引っ張り、リールに引っ掛けたら後はモーターに繋がったリールが回転しフィラメントを巻き取りながら加工して行きます。
そして出来上がったペットボトル1本分のフィラメントと言うのはそう長くありませんので、そのまま3Dプリンターに差し込んで使用するには不向きですが、この「PETFusion 2.0」ではフィラメントを綺麗に接続する為の装置の備えていますので、PETボトルを再利用し3Dプリントが行えます。
そしてまたこのフィラメントメーカーでは着色用のインクを使いフィラメントに色をつける事も出来ます。
AeroDry
そしてこのPETボトルを再利用しフィラメントに再加工する「PETFusion 2.0」には加工したフィラメントを乾燥させる”AeroDry”と言うフィラメントドライヤーも用意されており、この装置は1度に3つの1kgのフィラメントスプールを乾燥させることが出来ます。
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