ニキシー管と言うのはディスプレイもLED表示器もない時代に開発された表示装置で、真空ガラスの中に電極が配線されており、電圧をかけると電極周辺のガスがオレンジ色に発光して数字や文字を表す表示装置で、炎の様な温かみのある色に懐かしさや癒やしがあると今では生産されなくなったニキシー管を使った時計などの製品がたくさんあります。
そして今回紹介する腕時計「BACKTOFUTURE 2」では50年前に旧ソ連で作られたIN16と言うニキシー管が使われているのですが、何とバッテリーの持ちが驚異的なのです。
1回のフル充電で1000回、時刻確認が可能
今回紹介する2本のニキシー管IN16を使った腕時計には210mAhのバッテリーしか搭載されていないのにも関わらず、1回のフル充電で最大1000回も時刻を確認する事が出来るですが、これは驚異的な数値で、これまでのIN16を2本使った腕時計と言うのはいくつも製品化されていますが、ニキシー管と言うのは電球と同じ様なものでとても電力を消費します。
そのためIN16を使った腕時計は時刻を確認したい時だけニキシー管に通電し時刻を表示する様になっているのですが、それでもバッテリーは1日持てば良い方で、頻繁に時刻を確認すると1日持たないものが殆どです。
その様な中でこの「BACKTOFUTURE 2」は210mAhのバッテリーで何と1000回もニキシー管を点灯させ時刻を確認する事が出来る様になっているのですからこれは驚異的で、例えば1日あたり150回の頻度で確認しても6日間は充電レスで使えるのですからスマートウオッチよりもバッテリーの持ちは良く、リストレイズウェイクアップ機能と言って腕を上げると自動的にニキシー管を
点灯させて時刻を確認する事ができるのですが、この機能をOFFにすれば9日間は充電レスで使えます。
魅力的な表示方法
次にこの2本のIN16ニキシー管を腕時計では、2本のニキシー管を使い時刻を時→分と分けて表示させる事で今現在が何時何分なのかが分かる様になっています。
またこの他に日付の表示モードなども設けてあり時刻の他に日付なども確認する事が出来るのですが、日付や時刻を表示する際にニキシー管に最初から時刻や日付を表示するのではなく、格好良くルーレットの様に数字を入れ替えて表示してから時刻や日付を表示する様になっています。
タイマー機能
そしてこのニキシー管腕時計では時計や日付の他にストップウォッチの機能も搭載されておりラップタイムなどを計測する事も出来る様になっていますし、時計は12時間表示と24時間表示を切り替える事が出来る様にもなっています。
更にバックライトはブルーの光源はニキシー管とシンクロして点灯する事が出来る様になっているなどただニキシー管を使うのではなく表示方法なども工夫されておりオシャレですし、充電はQIワイヤレス充電になっているなど充電もスマートになっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1944794242/backtofuture-nixie-tube-watch-2
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