みなさんは超音波カッターって使われた事はありますか?
超音波カッターと言うのは刃を高速で振動させて”叩き切る”と言った方が表現がピッタリな切断工具で、ナイフの刃で叩く事で少しずつ切り込みを入れる事で硬い素材もそう力を入れずにカットする事が出来ますし、なおかつ叩いた際に発生する熱によって素材を加熱しますので、樹脂などは熱によって柔らかくした状態でカットできる事から直線にカットするだけでなく、曲線にカットしたりと言った事も簡単に行えると言う特徴があります。
そして今回紹介する超音波カッター「FlewCut」はペン型ワイヤレス式でどこででも使用できると言うのが魅力的なポイントになります。
40kHzの高速振動

今回紹介するペン型のワイヤレス超音波カッター「FlewCut」では、40kHzつまり1秒間に4万回も振動する刃を使って素材をカットする訳ですが、刃先が振動する事で切断する素材を小刻みに刃物で叩いていると言う形になるだけでなく、超音波カッターの重みであるとか刃先にかける圧力にによって少しずつ刃先が素材へと食い込んで行きますので、硬い素材でもそう力を入れずにカットする事が出来るだけでなく、力を入れすぎた為に誤って切り落としてしまったり、削り取ってしまったりと言う、失敗を超音波カッターを使えば回避する事が出来ます。
しかも刃先に力を入れなくてもカット出来ると言うのは力を入れすぎて刃先が抜けてしまい自分の身体に当たってしまい自分の指や腕と言った様な部分を切って怪我をしてしまうと言う不測の事態を避ける事が出来ますし、カットする素材が樹脂であれば熱によって樹脂を溶かしながらカットして行きますので切断面に刃の後が残らず綺麗にカットできる事から、後から表面にヤスリをかけたりして切断面を平らにしたりすると言う作業を極力減らす事が出来ますし、木などの素材に対しても同じ様な事が言えます。
2つのパワーモード

次にこの超音波カッター「FlewCut」にはLowとHighと言う2つのパワーモードが設けられています。
これはこの超音波カッターがバッテリー式であるため、柔らかい素材はLowモードで使った方がバッテリーの持ちが良くなると言う事もあるのですが、超音波カッターは刃先を振動させる際に熱を発生し、Highモードの方がの熱量は大きくなります。
それ故に紙やフェルトなどの薄くて柔らかい素材はその熱によって切断面が焦がされたり、広く溶かさてしまったりして切断面がガタガタになったりしますので、そう言う意味で強弱2つのパワーモードが設けてあり使い分ける事が出来る事でどの素材もスパッと綺麗に切断する事が出来ます。
また超音波カッターは熱を持ちますので、カッターの温度が動作範囲を越えてしまうと自動的にシャットダウンする様になっているのですが、実際にスマートフォンでもそうですが加熱し過ぎると装置の劣化を早めてしまいます。
そのため、この「FlewCut」ではタイマーで5分で自動的に停止する様にする事で、オーバーヒートを防ぎ超音波カッターが劣化するのを防ぐ様になっています、
多彩な替え刃

そして超音波カッターを選ぶ際に本体の他によく見なければいけないのは交換刃です。
超音波カッターには差し込む事ができればどの様な刃でも使える様になっているのではなく、超音波カッターの振動周波数や出力などに合った刃を使いませんと刃がすぐにダメになってしまったり切れなかったりしますので、その超音波カッターに使える刃がどれくらいラインナップされているかでどれくらいの作業が出来るのかが決まって来るのですが、この「FlewCut」には4ジャンル10種類の刃がラインアップされています。
先端が彫刻刀の様にフラットな”フラットチゼルブレード”3種類は素材を削って平らにすると言った作業が行える刃で、ナイフの様に先端が斜めにカットされたラージシャープブレート3種類やスモールシャープブレード3種類は彫刻や微細なディテール作業、カット作業などに適しています。
そして残るカーブブレート1種類は素材を曲線カットするのに適した刃になっているなど、かなり幅広い作業に使える超音波カッターですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。













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