ダッチオーブンってキャンプで使うものだと思われている方が多いのですが、実は家庭においての様々な料理を美味しく仕上げてくれるってご存じでしたか?
ダッチオーブンと言う名前はオランダ人が売り歩いた鍋と言う事でダッチ=オランダと言う名前がつけられたのですが、ダッチオーブンの特徴として鍋の蓋の上に炭などの熱源を置く事で鍋を煮たり焼いたりと言った調理の他にオーブンの様に使う事が出来ますので、ローストチキンを焼いたり、ピザやパンを焼いたりと言った普通の鍋では出来ない様な調理が可能です。
ただキッチンのコンロの上でダッチオーブンの上に炭を置いてピザやパンを焼いたりと言うのはさすがに無理なのですが、鍋も蓋も鋳物であるため非常に重く、蓋をして加熱すると重い蓋が圧力鍋の様に働きますので、食材に早く火を通す事が出来るだけでなく、柔らかく仕上げる事が出来たりもします。
そこでそんな便利なダッチオーブンの機能をそのままに軽くて使い易く仕上げられたダッチオーブン「Dutch Oven」をご紹介致します。
ステンレスとアルミの2層構造
一般的にダッチオーブンは鋳物ですで、素材としては鉄と言う事になり、鉄のフライパン同様に重く扱い辛いと言うイメージを持っておられる方が多いのですが、今回紹介するダッチオーブン「Dutch Oven」は直径28cm、鍋の容量は6.7Lながら重さは3.9kgとアルミ製の鍋からすると相当重く感じるのですが、同じサイズ、同じ内容量のダッチオーブンからすると半分程度の重さになります。
そしてこのダッチオーブンでは鍋の内側をステンレス、外側をアルミの2層構造にする事で熱伝導の良いアルミが内側のステンレス層に均一に熱を伝える事が出来るため、アルミとステンレスの2層構造ながら鋳物のダッチオーブン同様の熱伝導性を持っており、食材に均一に熱を加える事が出来る事からオーブンを使ってパンを焼いたりする事も出来ます。
そしてアルミの層を5mmとする事で鍋そのものの熱保持力も高く、実証実験では同サイズの鋳物のダッチオーブンと保温力はほぼ変わりませんので、煮物などは鍋の持つこの保温能力のおかげで柔らかく美味しく仕上げる事が出来ます。
エナメルやホーローとの違い
次に今のダッチオーブンと言えば鋳物そのままでは鉄製フライパンと同様に使用した後は必ずシーズニングなどの処理が必要になって来ますので、使用する事に対してかなりハードルが高くなってしまうため、金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けてコーティングを施したエナメルやホーロー仕上げになっているものが多いですが、エナメルやホーローは劣化して行きますし、時に衝撃等に弱く何か硬いものを鍋に落としてしまうと欠けさせてしまったりします。
ですがこのステンレスとアルミの層構造の「Dutch Oven」ではそう言ったコーティングが施されていませんので衝撃で欠けたりと言う事はありませんが、コーティングは施されていませんので、この「Dutch Oven」を使って食材を焼くと言った時はまず最初に油をよく馴染ませてから焼くと言った皇帝が必要になって来ます。
便利ポイント
そしてこのダッチオーブンには一般的なダッチオーブンには見られない目盛が鍋の内側にプリントされており、このダッチオーブンを使って米を炊いたり、スープを作ったりする際にこの目盛を参考に水の量などを計量する事が出来ます。
そしてまた鍋底のエッジ部分ですが、ここも一般的な鍋はなだらかに傾斜しているのですが、このダッチオーブンではほぼ鍋底のエッジが垂直になっており、鍋底に残ったスープなどもすくい上げ易くなっていますし、パンなどを焼いた際にも綺麗に立体に焼く事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/barecookware/the-bare-dutch-oven
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