工作される時に斜めに穴を開けてしまったり、斜めにカットしてしまったりする様な事ってよくありませんか?
特にハンドツールと言って手に持って使用する工具を使って作業を行うと言った場合に、自分では真っ直ぐにドリルや丸鋸などを下ろしたと思っていても、実際には少し傾いていて穴を開け終わったり、丸鋸でカットし終わったりした後に、最初にマーキングした場所や線から大きく外れて穴が空いてしまったり、カットしてしまったりと言う事はよくあります。
そう言う時にあると便利なのがスタンドなどの工具を固定する為の台なのですが、今回紹介する「VersaCarve」では、ケースを台にする事でツールを固定して作業が行えます。
安定した穴開け作業が行えるドリルスタンド

今回紹介する「VersaCarve」は複数の工作機器、ハンドツールで構成されており、まず最初に紹介するのは”PowerGrind”と言うリューター、ハンドドリルになります。
この”PowerGrind”は内部に700mAhのバッテリーを搭載しており、ワイヤレスで作業を行う事が出来るだけでなく、USB-Cケーブルを使いUSB-C電源やモバイルバッテリーに接続すればバッテリー残量の制約を受けずに長時間の作業が行える様になっています。
そしてまたこの”PowerGrind”は5000,10000,15000rpmと三段階にスピードを変える事が出来るだけでなく、この”PowerGrind”にはケースが付属しているのですが、ケースにドリルスタンドを取付け、”PowerGrind”を差し込めばボール盤的な使い方が出来ますので、材料に対して真っ直ぐ穴を開けると言った作業が必要な場合、スタンドが付属している事で安定して真っ直ぐな穴を素早く開ける事が出来ます。

そしてスタンドはもう1種類あり、2つのボックスを使う”VersaFrame”では、PowerGrindのケースに立てるドリルスタンドでは穴を開ける事が出来ない様な大きな材料に穴開けを行うと言った場合は、ドリルを固定した状態でグラインダービットを取付け、材料を削ったりと言った作業に適しています。

そしてまた”Horizonatal Mounted”にグラインダー系のビットを取付けた”PowerGrind”を取り付ければ、テーブルサンダーとして利用する事ができますし、ロータリカッターを取り付ければ、テーブルソーになり様々な素材、材料の加工が行えます。
ハンダ付けが行えるSolderPro

次にこの「VersaCarve」には”SolderPro”と言う1000mAhもの大容量のバッテリーを内蔵した温調式のハンダコテがラインナップされています。
この温調式のハンダコテは、260,300,340,380,420℃と5段階に温度を変える事が出来る様になっているだけでなく、ハンダコテ用のスタンドが付属しています。
このスタンドは、ハンダコテを使用していない時にハンダコテを置いておく為のスタンドと言うよりは、ハンダコテを固定した状態でハンダ作業が行えると言う、ちょっと変わった使い方が出来るスタンドで、基板にDIP部品に差し込み部品を指で押さえた状態でハンダ付けするパーツとハンダを一緒にコテ先に近づけてハンダをすると言うハンダ付け作業が行えます。
持ち歩きし易い小型ボックス

そしてこの「VersaCarve」は車ではなくバックパックなどに詰めて持ち歩く事が出来ると言う特徴を合わせて持っています。
どうしてもスタンドなどがあると嵩張りますので、どこかに持って行って作業を行うと言った場合は車の積んで持って行くしかありませんが、この「VersaCarve」は、バッグなどに入れて持ち歩く事が出来る様に同じサイズのボックスに各パーツを分けて収納出来る様になっており、持ち運びがとてもし易くなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/versacarve/versacarve-the-all-in-one-micro-workshop-for-makers













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