3Dプリンターを使い多色造形、多種造型と言って複数の色を使ったり性質の異なったフィラメントを使って造型を行う方法としては、1つ1つパーツとして3D造型を行い組み立てる方法と、ヘッドは1つですが、1つのヘッドに複数のフィラメントが接続されており、ヘッドで使用するフィラメントを切替ながら造型を行うものと、今回紹介する3Dプリント中プリンターの様に複数のヘッドにそれぞれ色や素材の違うフィラメントが接続されており、ヘッドを取替ながら造型を行うものとに分かれます。
そして今回紹介する複数のヘッドを搭載した3Dプリンター「U1 Color 3D Printer」では複数のフィラメントが扱えると言うだけでなく、プリントが非常に綺麗なのもオススメポイントになります。
複数のヘッドを持つ利点

今回紹介する3Dプリンター「U1 Color 3D Printer」の様に複数のヘッドを持ち、多色造形、多種造型が行える3Dプリンターのメリットは、パーツとしてプリントし後から組み立てるよりも強度が高いだけでなく分割印刷を行う為の設計が不要で、従来通り設計を行い色の指定を行うだけで3Dプリント中プリントが行えると言う利点があります。
そして複数のヘッドを持つ3Dプリンターのも1つの利点はフィラメントの節約が出来る事です。
と言うのも1つのヘッドに複数のフィラメントが接続されたタイプの3Dプリンターでは、フィラメントを入れ替えた際にヘッド内に残っているフィラメントを破棄しないとフィラメント同士が混ざってしまうため、本来捨てなくても良いフィラメントを捨ててしまう事になりますが、複数ヘッド型であればそう言った事がありませんし、この「U1 Color 3D Printer」ではヘッドの交換に5秒しかかからない事もあり、印刷スピードも早くなっています。

そしてヘッドの交換が迅速であると言う事は印刷スピードが早いと言うだけでなく、射出したフィラメントが冷えて固まる前に切り替えたフィラメントを射出する事が出来ますので、接合面でのフィラメントとフィラメントの結合力が高く、なおかつ冷えた際の収縮に伴う歪みなども最小に抑える事ができ、最大で270 × 270 × 270mmの造型ボリュームを持っています。
射出ムラを無くす制御技術

次にFDM式の3Dプリンターでは特に気になるのがZ層の地層の様な重なり模様です。
これは上に上にフィラメントを重ねて行きますので、仕方無いのは仕方ないのですが、それにプラスしてヘッドからフィラメントは常に射出されていますので、ヘッドの加速や減速、特に減速した際にバックラッシュと言って、車に乗っていてブレーキを踏んでいて止まる寸前に身体が前後に揺れたりする事がありますが、それと同じ事が3Dプリンターでも起こり、バックラッシュが発生した所でフィラメントが余計に射出されてしまい、そこが盛り上がってしまったりします。
これが同色のフィラメントであればあまり気にならないのですが、多色造型しているとその部分だけが盛り上がった状態で射出されてしまいますので、どうしても美しさに欠けてしまうのですが、この「U1 Color 3D Printer」ではそう言ったヘッドの揺れを吸収する様になっており、XYステージ上で斜めにフィラメントを射出して行く場合でも階段の様な状態で射出するのではなく、綺麗に真っ直ぐな直線で射出できる性能を持っています。
AIカメラにより自動監視

そしてこの3Dプリンター「U1 Color 3D Printer」にはAIを内蔵したカメラが搭載されており、造型中の様子をタイムラプス画像として常に保存すると言った機能を持っていますので、後からSNSに造型の様子を投稿したり造型の様子を確認したりする事が出来ます。
そしてまたAIエンジンを搭載したこの3Dプリンターでは、ヘッドが造形物に当たって倒したり、フィラメントが射出されていなかったり、スパゲッティー状に射出してしまったりと言ったよくある造型の失敗パターンを学習しており、それらをいち早く見つけて造型を停止する様になっており、失敗しているのにも関わらず最後までフィラメントを射出し続けてフィラメントを無駄にしたりする様な事がない様な機能も合わせて持っていますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。















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