”KVM”とは”Keyboard, Video, Mouse”の頭文字を取った略称の事で、このKVMコントローラーにPCを接続すると離れた場所からKVMに接続されたPCを操作する事が出来るのですが、KVMのメリットはWindowsのリモートデスクトップの様な初期設定不要で使用する事が出来る所で、セキュリティーもKVM経由でPCに侵入されると言うリスクも少ない事から、リモートワークなどで自宅から会社のPCにログインして作業を行うと言った様な場合に適しています。
そして今回紹介するKVMコントローラー「Comet Pro」はWiFi6に対応しており、有線LANが整備されていない環境で使用出来ると言うのが大きな強みになります。
WiFi6に対応

KVMコントローラーは、クライアント(操作対象)となるPCに対してこの「Comet Pro」とHDMIケーブル、USB-Cケーブルをそれぞれ1本だけ接続するだけで、このKVMコントローラーにリモート接続したPCを使ってリモートコントロールする環境を提供する為の仮想マシンになります。
しかもこの「Comet Pro」ではWireguard®VPNをサポートしているのですが、VPNの知識を持たなくても専用のアプリをWindowsマシンやAndroidマシン、Mac等にインストールするだけでKVMにアクセスする事が出来ますので、自宅やオフィス外から「Comet Pro」に接続したPCから安全に制御する事が出来ます。

しかも従来のKVMコントローラーは通信の安定化の為に有線LANでの接続しか機能として提供していないものが殆どでしたが、今回紹介する「Comet Pro」では、WiFi6をサポートしており、有線LANのない場所にあるPCに対しても設置する事が出来ますし、何より5GHzと2.4GHzを通信状態をチェックしながら自在に通信周波数を切り替えるWiFi6ではより安定した通信が行えるだけでなく、有線LANと同等か場合によってはそれ以上の通信スピードを提供してくれますので、4K画質のディスプレイ映像もコマ落ちする事なく、画面上で動かしたマウスカーソルがカクカク動いたり、止まったり、いきなりワープしたりすると言った事もない、本当に今操作しているPCが目の前に置かれているかの様な作業環境を提供してくれます。
ブラウザからのアクセスも可能

次にKVMを利用するには従来はWindowsかLinuxと相場は決まっていたのですが、今回紹介する「Comet Pro」ではWindowsの他にMac用のアプリもラインナップされているのが特徴で、LinuxユーザーでもMacユーザーでもWindowsユーサーでも簡単にKVMコントローラーにアクセスし、ログインしてKVMコントローラーを接続したPCを操作する事が出来る様になっています。
そしてWindowsでもLinuxでもMacでもないPCやタブレットからはブラウザを使ってアクセスする事が出来る様にもなっていますので、このVKMは言ってしまえばどの様な環境久下でも利用する事が出来るです。

そしてまたこの「Comet Pro」ではWOL(Wake On LAN)をサポートしており、もしPCがスリープ状態でしたらWOL経由でトリガーが発生すれば瞬時にPCが稼働して立ち上がり、「Comet Pro」でアクセス可能となりますので、もしKVMに接続したPCがかなり遠く離れた場所にある様な場合で、リモートでの操作が可能となり最強のKVMコントローラーと言えます。
完全に電源OFFのPCにも対応

そしてWOLが効くのはスリープ状態である時のみで完全に電源が落ちてしまった状態のPCの電源を入れる事は不可能です。
そこでこの「Comet Pro」には”Fingerbot”と言う、ボタンを押す為のリモートコントローラーがオプションで用意されており、この”Fingerbot”を使う事で離れた場所にあるPCの電源ボタンを物理的に押して電源を入れると言った操作を行う事が出来る様になっています。

そしてまたデスクトップPCにおいてはPCIe スロットカバーに固定する事ができる電源の管理ができる”ATX Board”なども用意されていますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。















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